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ひこ星の部屋


[11] 最重要機密文書〜完結〜(少年)
詩人:ひこ星 [投票][編集]

やっと返事が聞ける。


教室のアイツの机の上には、手紙があった。

どうせ、誰も来ないから、その場であわてて、手紙を読んだ。



え〜 まぢかよ  僕は肩を落とした。



また、名前を書き忘れていたのだ…

もうこの際、直接言うしかない。




僕は決めた。明日、直接言う。



昼休み・・・


「○○。ちょっといい」俺はアイツを呼んだ。

首をかしげながらも、アイツはついて来ていた。

中庭の廊下に出た所でアイツが
「なんなの?どこまでいくの?」と言った。

どこまで行くかなんて、考えてなかった。


「あのさぁ、俺おまえのこと好きだ」思い切って言ってみた。


一瞬、時間が止まったみたいだった。


アイツが「プッ」と吹いて、いきなり笑い始めた。

「なんで笑ってんだよ。こっちは大真面目なんだからな。あんな手紙まで書いて」のくは言った。

笑いながら、アイツは話始めた、
「だって、うれしいけど、○○が・・・」
今度は泣き始めた。
「付き合って下さい」アイツが言った。


最高の瞬間だった。

         この日のための文通だったのかもしれないな。そう思った。

2008/01/15 (Tue)

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