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カタリナの部屋


[102] 呼吸する惑星
詩人:カタリナ [投票][編集]


続きから旅立てず
ずっと目次を眺めてる
エンドロールに間に合わず
目覚めたときには
終わっていた映画のような

雨は肌を滑り 
あなたの輪郭を丁寧になぞる

昼下がりの長い廊下
窓辺に咲いたラベンダー

どんな悲しみも
いつかは消えてしまうことを

わかっていたはずなのに
まだ夜が来ることを恐がっていた

あの頃の僕になってしまう
そんなうわべをお茶菓子がわりにどうぞ

この地上の呼吸は聞こえない
それなのになぜか美しい

たとえばそんな夜になら
死をも恐れぬ私になれる。


2018/08/04 (Sat)

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