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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[110] 夜明け前
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


ため息をひとつ吐いたら
遠くに浮かぶ街の景色が
シルエットになって
切り絵みたいに見える

もう、二度と出会うことのない
今日は明日と同じ

夜明けの空気は 冷えていて
薄手のシャツ一枚じゃ頼りない

指折り数えたそばから忘れてしまう
この街には思い出を残しすぎた

さよならするのは惜しいけど
いつまでもここにはいられない

優しいから つい寄りかかってしまうよ
涙は朝焼けの中できらめいていた。








2018/08/05 (Sun)

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