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カタリナの部屋


[117] 群青
詩人:カタリナ [投票][編集]


冷えた空気が
夜明け前の街に停滞してる

小説の冒頭に
似た出だしの一歩

終わりから 始まる
つまり地獄から
這い上がる蜘蛛の糸をたどるような

言いかけた言葉を
飲み込んだのは
ごまかすためじゃない

何を言おうと
夜は明けてしまうから
それをただ伝える
すべを探していたんだ

なんて舌を出しながら
心の中でツマズイタ自分を
なかったことにしたかった。









2018/08/11 (Sat)

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