ホーム > 詩人の部屋 > カタリナの部屋 > アイボリー

カタリナの部屋


[118] アイボリー
詩人:カタリナ [投票][編集]


たいして何の意味もない
言葉を紆余曲折を経て
消化していくだけの体力を
望んだばかりにこうなった

広げた傘は透明で
向こう側の景色さえ
がらんどうみたいに
映し出す

余計なものはなにもない
泣くように笑い
笑いように泣いた
虹色の季節

夜空に伸ばした
両手に作った
輪っかから
眺める宇宙

頭の中に広げる
果てしない闇に 
描く未来は
あまりにつまらない

焙煎したみたいに香ばしい
黄昏時の哀しみに
選び抜かれたシガレット

真夜中にたまにやってる
昔の映画の片隅に
散らばる星粒の砂。








2018/08/11 (Sat)

前頁] [カタリナの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -