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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[181] 手のひら
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][得票][編集]

君の笑った顔を
何度も思い出して
忘れてしまうことのないように
これが大切な人だと
胸に刻み込むのです

指折り数えた月日は
振り返ればスタートラインから
ずいぶん遠くまで来たことがわかる

広げた手のひらは
リンゴひとつくらいしか
つかめやしないけど
君の悲しみくらいは
包み込んであげたいよ
海より空より広い心で

木の枝から落ちる
リンゴを見て
アイザックニュートンは
引力の存在に
気づいたのです

そこかしこにある
新しい発見 知らないことばかりだ

泣きたくなるほど
うれしい明日に出会えたら
今日を生きる
自分を誉められる
明日僕は気づくだろう
今日のある意味を

僕は学者でもない
人類の謎を解き明かす知恵もない
それでも君の涙の落ちる
手前で涙を受け止める
手のひらくらいは持っている

広げた手のひらは
リンゴひとつくらいしか
つかめやしないけど
君の悲しみくらいは
包み込んであげたいよ
海より空より広い心で。












2018/10/05 (Fri)

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