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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[23] 思い出紙芝居
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][得票][編集]


秘密基地に集まって日が暮れるまで遊んだ
あの空き地はまだあるかな

背の高い影法師が足元に揺れてる
母親に手を繋がれて君は帰ってく

思い出の中にあるきらめくいくつもの場面が
紙芝居みたいにめくられていく

笑ったことも泣いたこともあったでしょう

あなたが大人になって道を振り返るとき
そこにはたくさんの思い出がある

あの頃には帰れないけれど
なくしたものの数だけ手にしたものがある

だから行こう 涙を拭って  
君には行くべき明日がある 叶えるべき夢がある
守るべき家族がいる 眩しい未来がある

長い長い夏休みの一頁をめくれば
絵日記の中の思い出たちが遊んでる

見上げた空はどこまでも透き通り
果てなく青く広がっていた

映画の映写機が回るように映し出す思い出は
鮮やかではないけれどそのくらいが美しい

もう一度会いたいよ 出会った人や景色に

大人になって見えなくなってしまったもの
たとえば風につづられたメッセージ

その代償はあまりにも大きいだろう
けれど今は過去より進むべき未来がある

だから行こう お日様に背を向けず
新しい扉を開け放って
愛すべき人がいる 心強い友がいる
かけがえのない「今」がある

あなたが大人になって道を振り返るとき
そこにはたくさんの思い出がある

あの頃には帰れないけれど
なくしたものの数だけ手にしたものがある

だから行こう 涙を拭って  
君には行くべき明日がある 叶えるべき夢がある
守るべき家族がいる 眩しい未来がある。

2017/05/28 (Sun)

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