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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[235] 部屋
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]

狭かったはずの
六畳一間のワンルーム
君がいなくなってから
やけに広く感じるよ

君が残したものは
数えきれないけど
僕は残せたかな
君の胸の中に

僕が嫌いな僕のすべてを
君が好きだと言ってくれたこと
嘘でも嬉しかったんだ 
多分君が欲しかったのは
どんな言葉より
そばにいる時間だった

日当たりの悪い
六畳一間のワンルーム
一番近いコンビニまで十歩
それが自慢だよ

形に残るものじゃなくて
ふれられなくても
色褪せない思い出

君が好きな僕ってなんだろう
理想の自分を押し付けていた
会えない時間が増えてく
多分僕が欲しかったのは
寂しさを埋めるための
言い訳なんだろう

目を閉じて 眠るとき
君を思い出してしまうのは
きまって一人の時だよ
多分僕には君が必要なんだよ
だけどもうこの部屋には君はいない

僕が嫌いな僕のすべてを
君が好きだと言ってくれたこと
嘘でも嬉しかったんだ 
多分君が欲しかったのは
どんな言葉より
そばにいる時間だった。






2018/10/22 (Mon)

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