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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[237] 思春期
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


真っ白な雪が手のひらに
こぼれて溶けた
吐き出すため息さえも
白く染まる
走り出す電車の窓から
遠ざかる町を見ていた

思い出は鞄にしまって
時々思い出すくらいが
ちょうどいい
いくつかの出会いと
別れを繰り返して
窓に指で書いたさよならは
見送る人に届いたか

もう二度と会えないから
これが最後の二十歳の恋。




2018/10/28 (Sun)

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