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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[26] 彗星
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][得票][編集]

流れ星を待っている 小さな瞳たずさえた
白い頬っぺたの まだなにも知らない少年

サンルーフから見上げた夜空は
今日というありふれた日を特別なものに変えるささやかな魔法

いつものように終わるはずだった夜が
今はこんなにも素敵に輝いている

きっとあの星には物語があるのだろう
想像が追い付かないくらい広がる

遠くの街明かりとは比べ物にならない
遥か遠い昔の光を 僕らは今見ている

イヤホンから流れる色とりどりの音
何も見えない闇の中でも見失わない光

弧を描き尾を引いていく彗星
願い事を叶えてくれるのなら今日という日を僕は忘れない

目の前にある現実がまるで夢のように
見えたあの日僕は間違えなく夢から覚めていた

夜空にまた流れた星がもしも見えたら
あの日のように連れていくんだ君を

まだ何も知らない僕と同じ瞳を持つ
白い頬っぺたの君に見せたいんだ

いつまでも心に残る思い出を
どんなに時が流れても消えない
僕の中に今もある 生まれてはじめて見た未来のような

いつものように終わるはずだった夜が
今はこんなにも素敵に輝いている

きっとあの星には物語があるのだろう
想像が追い付かないくらい広がる

遠くの街明かりとは比べ物にならない
遥か遠い昔の光を 僕らは今見ている

僕らが生まれるよりずっと昔に生まれた光が君の瞳に今流れてる。

2017/06/16 (Fri)

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