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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[374] 背中
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]

ホームに溢れる
人々の中に
背広姿の痩せこけた男性
丸まった背中からなぜか目が離せない
今にも消えてしまいそうな
そんな雰囲気をまとっている

僕はなんとなく
心配になっていつも改札を出るまで
付き添うように見つめていた

名前も知らない 住所も知らない
好きなものも嫌いなものも
知っているのはいつもあなたが
僕と同じ電車を利用していること

血の繋がりもないどんな声だとか
服の趣味も得意不得意も
わかっているのはなんとなくどこか
僕と似ている背中をしていること。




2019/01/26 (Sat)

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