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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[391] 幸せのイメージ
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]

夢から覚めてはじめて
もうこんな時間だったことに
夕飯の準備をしなきゃと
台所に立つけど冷蔵庫の中が
空っぽなことに気づいた

ベランダに出た僕はタバコをくわえて
暮れゆく空を見て柄にもなく黄昏た

ささやかな幸せはきっと
両手で抱えられるほどでいいんだよ
手に余る幸せなんて荷物にしかならない

夢と呼べるものなんて今はまだないけど
とりあえずさっきから悲鳴をあげてる
腹をだまらせるために何か食べよう

休日の過ごし方がわからずに
時間ばかり経ってしまう
彼女に電話しても
自分のことばかり 
話して嫌われてしまう

一人で歩いてきたつもりで
誰かに支えられて歩いて来れたと気づいたよ

一人愛するんだって難しいのに
みんなを愛そうとすると手が足りない
優しくなれずに君を何度傷つけたかな

理由なんてないけど抱きしめたくなった
謝ってばかりだな ごめんなさいが口癖だ
「幸せは自らなるものではなくて
気づけばなっているものだ」

僕の抱いていた幸せのイメージは
少しずつ変わっていく
そうか、こんなふうに
二人で寄り添うだけの時間の価値を
僕は知らずにいた


ささやかな幸せはきっと
両手で抱えられるほどでいいんだよ
手に余る幸せなんて荷物にしかならない

夢と呼べるものなんて今はまだないけど
とりあえず君が笑ってくれるように
冗談のひとつでも覚えよう

隙をつくように愛してるって
言葉にしてみよう。




2019/02/11 (Mon)

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