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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[501] 六月の絵はがき
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


僕の後ろで
思い出話を語る吟遊詩人は
聞こえなくなるまで
遠くなっていく
もう会えない人の声を
今でも鼓膜に刻んで

五月雨と雷から逃げて
三両編成の小さな電車は走り出す
畑の道に敷かれたレールを

言葉とメロディが
明日への道になる
もう多分何も恐れずにいられるよ

絵はがきに描かれた
私の生まれた町の空が
あなたの瞳に届いたら

きっと今度は君に
新しい歌を歌うだろう。








2019/06/23 (Sun)

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