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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[502] たとえば南の窓を開けて
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][得票][編集]

部屋にはいつの間にか
僕の読まない恋愛小説が
本棚にさりげなく並んでいる

たまにまかり間違えて
手にとってみれば
恥ずかしくて読めやしない

幸せの意味や理由はさておいて
僕は君の笑ってる顔が好きなんだ

愛することを教えられなくても
人は勝手に愛されている
それは愛することもまた同じ

君を笑わせた数だけ
泣かせてきたけれど
悲しませた昨日があるなら
喜ばせる明日がある
そんなわがままな理屈で
今日も言うよ 愛してる

たとえば南の窓を開けて
気分を変えよう
たとえば夢から覚めたあとで
キスをしてみよう

日々の暮らしに変化を
つけてみよう

小さな髪型の変化も
気づけるように。






2019/06/23 (Sun)

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