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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[512] レイニーデイ
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


見上げる空はあまりに
透明で僕の汚さが
見透かされてるみたいで
ばつが悪くて
居心地が良くない

杉並木を
通っていつもの
喫茶店の
いつもの席に座る

窓の外は雨降り
傘を忘れた僕は
しばらく帰れない

珈琲で時間をつなぐ
文庫本を一冊読みながら
活字の宇宙を遊泳

ただ笑ったり泣いたりする
それだけのことが
幸せだと気づいた時にはもう

たくさんの色々を
なくしていたんだな
そんなことを染々と思いながら

過ぎていく日曜日を
そっと見送るのも
悪くはないと思う

時計を見ればもうこんな時間
だけどまだ雨は止まない

どうしたもんか。





2019/07/07 (Sun)

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