ホーム > 詩人の部屋 > 尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋 > ラブレター

尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[56] ラブレター
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


大切なことをもしも忘れてしまったときは
目を閉じてあなたの笑顔を思い出すんだ
そうすれば優しい気持ちに包まれるから

悲しいときも嬉しいときも
隣には思えばいつもあなたがいた
きっとそれだけで単純な僕はすぐに幸せになれた

右手の手首に巻いた腕時計は
あなたからのプレゼント
今もこれからもずっと現役だ
正しい時間を刻んでいく
だけど隣を見てもあなたはいない 

なくしてはじめて気づく大切さ
そんなものは神話だと思っていたはずなのに
まさかそんなものにこんなにも
心を乱されるなんて
今ならやっと素直に言える
僕はあなたが心底好きだったんだ

今さらだけどあなたへの気持ちを
ちゃんと言葉にしたくて手紙をしたためる
でも何を伝えたらいいのかわからない

あなたがいたときには
気づかずにいたのに
いなくなったとたんに
生まれた寂しさに
いたたまれなくなってしまう

ただ当たり前に愛してる人に
愛してると言えればそれでいい
そんな簡単なことさえ
僕にはできなかった
だからこんな気持ちを抱えるのは
間違ってるかもしれないね
それでも愛してるからどうしようもない

ラブレターはポストに出しても
宛先なんかないから
届けられないけどあなたに伝わるかな
ついに言えなかった 「愛してる」

なくしてはじめて気づく大切さ
そんなものは神話だと思っていたはずなのに
まさかそんなものにこんなにも
心を乱されるなんて
今ならやっと素直に言える
僕はあなたが心底好きだったんだ。





2018/07/01 (Sun)

前頁] [尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -