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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[58] 夜明け前
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]

夜が明けてしまう前に
暗闇に星を探した
どうして目を閉じていれば美しい
世界は目を開けたとたんに変わってしまうの

見たくないものばかり見えてしまう
聴きたくないものばかり聴こえてしまう
でも目と耳をふさいだらまっすぐに歩けない

悲しくてうれしくてどこか切なくて
言葉にならない そして
僕は迷いながら夜明けを探す

サーチライトみたいさ
明かりになるものを頼りに
暗闇を手探りで歩いていく
遠くには光源になりそうなものはない

ふれたくないものにはふれたくはない
でも、ふれたいものにはふれたい
そんなわがままがいつも君を傷つける

やさしくて穏やかでどこか寂しくて
今にも消えてしまいそうだから
輪郭がぼやけている

ラララ ふれたら壊れてしまいそうで
遠くから眼差しを送る
灯台みたいに 見守るのが僕の仕事

悲しくてうれしくてどこか切なくて
言葉にならない そして
僕は迷いながら夜明けを探す

そこにずっといたんだね。







2018/07/01 (Sun)

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