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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[584] よだかの星
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


宮沢賢治の夢の中
一人静かに読書に耽る
沈み込むなら魂まで
闇の淵へと時を捧げる

老いさらばえた
手でめくるページは
数少ない鈍色の季節を数え

もう一通り読んでしまった
あとにはただ遠くで待つ
「死」が首根っこを削ぐばかり

よだかの星よ 銀河を走る汽車よ
風の又三郎よ 宝石のような
日々は小さくなった命を
今になって愛しいと思うなんて 思うなんて。




2019/09/26 (Thu)

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