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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[73] ありがとう
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


見上げた空はもう日が傾きはじめて
まだ甘えん坊の小さな子供に
追い越されただけで 
切なさが胸に街灯より先に
灯ってしまうんだ

大人になることはつまりは何かを失うこと
足らないものばかりだけど
今手近にあるものを集めて
大人になろうとして背伸びをしてる

かけがえのないものなら
たくさんあるけれど
今はまだ指で数えるほどしかない

今日出会った人の笑った顔や
ふれた見返りを求めない優しさに
ありがとうと目頭を熱くして
感謝するその瞬間に
今までで一番僕は人らしくなる
まだ一人で何でも出来るほど
器用じゃないけど
誰かの助けをかりながら日々生きている
あなたもきっとそうして生きている

生きている理由はなんですか?
そう尋ねられたとしたら
僕ならなんて答えるだろう

上手ずに生きようとするあまり
空回りしてしまう僕だけれど
失敗を知らずに成功を知るすべはない

明日出会うであろうまだ見ぬ人に
いつか出会った優しい人に
もらったのと同じ眼差しを
陽射しのようにあげたいな
人より多くの知識を蓄えるより
人より大きな心を持ちたい
人の粗を探す前に人の良さを見つけたい

今日出会った人たちの笑った顔や
ふれた見返りを求めない優しさに
ありがとうと目頭を熱くして
感謝するその瞬間に
今までで一番僕は人らしくなる
まだ一人で何でも出来るほど
器用じゃないけど
誰かの助けをかりながら日々生きている
あなたもきっとそうして生きている。







2018/07/13 (Fri)

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