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カタリナの部屋


[74] 星に願いを
詩人:カタリナ [投票][編集]


アンドロメダって星が
観たくて覗いた天体望遠鏡

その頃、街では宇宙戦争を題材にした
SF映画が流行っていて
僕たちは毎日飽きもせず
その話に花を咲かせてた

宇宙にはまだ僕たちが
手を伸ばせない場所に
科学でさえわからない
謎と神秘があるんだよって
教えてくれたのは僕たちの愛読書「空想科学小説」

星に願いをかける わずか数秒間の
間だけのキセキよ 僕の退屈な毎日を変えてください
だけどいつの間にか 星は願いを言う前に消えている

魔法なんてないほうがいい
手足が鈍ってしまうから
なんて夢のないことを最近口にしてる

アタマから否定してる そんなものない
だけど見たことのないものだ
あるかもしれない
そろそろシフトチェンジしなきゃね

見過ごしてる きれいな景色なら
引き返して みればいい
手遅れになる前に

名前も知らない星に 願いをかけるなんて
ばかばかしいと笑ってるけれど
本当は抱きしめてる
願い事のひとつやふたつはあるものさ誰にだって

星に願いをかける わずか数秒間の
間だけのキセキよ 僕の退屈な毎日を変えてください
だけどいつの間にか 星は願いを言う前に消えている

なのになぜだろう 少しだけ
ホッとしているんだ
願い事が簡単に叶うなら知らない
喜びを捨てずにすむから。












2018/07/13 (Fri)

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