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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[761] ただいま
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


今日も日が暮れて
家へと向かうその背中に
沈む夕日が映るとき
切なさが涙を連れて
夜を町に呼ぶだろう
それでも笑ってるのは
強がりじゃないと知ってるから
僕は下手に慰めることなんか
間違ってもしないよ
声を上げて泣くことも
ときには必要だと思うから

涙の数だけ大人になるとは
思わないけれど
涙のひとつも見せずに
大人にはなれない

誰もいない家にただいまを
繰り返すのはそこにあった昨日に
変わらない暮らしの形を見るから
幸せかどうかは別の話だと思う。

2020/05/04 (Mon)

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