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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[768] 花束
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


今朝ポストに入っていた
友人の結婚式の招待状
出席の欄に丸をつけた
おめでとう 

テーブルの上には吸い殻の山
いつまでも捨てられない
古雑誌が散らかってる

僕も人並みに誰かを愛してきた
そのぶんだけ誰かに愛されてきた

変わっていく街並みと
いつまでも変われずにいる
自分を引きずっている

人の幸せを願えるほど
いい人じゃないんだ
悪いけど妬むくらいは
笑って許してくれないか

いつの間にか忘れていた
誰かを手放しで愛すこと
見返りのない優しさを
持つほど優しくないから

それでも幸せそうに
微笑む二人の門出を祝おう
花を一輪手向けるように。




2020/05/10 (Sun)

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