ホーム > 詩人の部屋 > 尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋 > 遠くまで

尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋


[79] 遠くまで
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


スーパーのチラシの裏に
書いた地図ははじめて行く場所を指し示してる
知恵と勇気で乗り越えなきゃいけない
これはいわば大人になるための第一関門だ

茹だるような暑さのなかを
嫌な顔ひとつせず
僕たちは汗濡れで探した
目には見えない何かを

夏休みが始まってから間もなく
以前より計画していたことを実行に移した
自分たちだけで遠くまで飛んでいく
この旅には遮るものはない
自由だけが道しるべだ

ぬけるような青空が窓の外に
わたあめみたいな入道雲を広げてる
今の僕たちには見慣れた景色も
あの日の僕たちにはあざやかに見えた

今頃、クラスメートたちは
どこで何をしてるのかな
それぞれの夏休みを満喫してるかな
僕たちは夜空に打ち上がる花火に
目を奪われてるよ こんなこと
きっと誰も想像していないだろうな


夏休みが始まってから間もなく
以前より計画していたことを実行に移した
自分たちだけで遠くまで飛んでいく
この旅には遮るものはない
自由だけが道しるべだ

そしてまた始まる長い夏休み
あの日の僕たちのように
たくさんのはじめてを目にしたり
耳にしたり いろんな夢を
スポンジみたいに吸収してるだろう。



2018/07/14 (Sat)

前頁] [尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -