詩人:茶 | [投票][編集] |
あの春の日に
ポケットにすべりこんだ花びらが
今なお胸にしみます
夜風に舞い散る桜みたいに
あたしの思いも散ってしまえばいいのに
今も
切ないほど満開です
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道に迷って途方に暮れ
逃げ込んだ私を
やさしくやさしく
突き放してくれた
ジャンプしなくて届く鉄棒も
低すぎる丸太棒も
もはやそこには
あたしの居場所なんてないんだと教えてくれた
ああ
前に進むしかないんだ
それしかないんだ
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僕は泣いていた
すがるような瞳が痛くて
逃げてしまった自分が憎くて
それがまかり通る世界が恐くて
そしたら月が
あまりに優しく
僕を照らしてくれたから
また涙があふれてきた
木枯らしに吹かれても
寒くはなかったけど
あの子の瞳が痛かった
その奥に映る僕と世界は
汚れていた
僕は泣いていた
そしたら月が
あまりに優しかったから
また涙があふれた
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朝起きて
顔を洗って
パンを焼いてる間に
シャツにアイロンをかけて
車で出勤
仕事に追われ
息着く間もなく
一日が終わり
家に帰って
冷えたご飯を
レンジで温める
テレビ見ながら
ご飯を食べて
疲れ果て
お風呂も入らず
寝てしまう
君のいない
ありふれた日々
…たいくつで
…なまぬるい
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家に帰ると
ご飯ができてて
昨日着た服が洗濯されてて
食べた後の食器が
きれいに片付けられてて
僕が生まれたその日から毎日
ありふれた日々を造ってくれて
ありがとう
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きっかけは
シルヴァスタイン
物語の主人公みたいに
「本当」を探す旅にでたけれど
そんなもの
どこにもなかった
「本当」のことは
自分の心の中
僕が
全身全霊で感じたこと
それが
ゆるぎない「真実」
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あなたがいなくても寂しくない なんて100%嘘 花がそこに咲くように 空に星があるように あなたのそばにいたかった あなたが嫌いって言ったのは 限りなく嘘に近い本当 誰かに優しいあなたを見ていたくなかった いつでもあなたのそばで 道端に咲く花のように 自然に呼吸していたかったよ