ホーム > 詩人の部屋 > アペイロンの部屋 > 投稿順表示

アペイロンの部屋  〜 投稿順表示 〜


[13] 自信。
詩人:アペイロン [投票][編集]

弱音は聞きたくないから
あたしも吐かない

逃げることも

自分を殺すことも

幼稚でばからしいと思うから

弱さをひけらかすことが強さじゃない

進めなくても
目を背けずにいれば
強さなんて簡単に手に入る

悪口を言わず

人に優しくする

正しいと思う事を繰り返せば

傷つく事すら怖くない

2003/11/30 (Sun)

[14] 足跡の行方。
詩人:アペイロン [投票][編集]

標識に書かれた

ONE WAY
の文字

後戻りはできない

降り続く雪の中で

誰かの足跡を見つけた

あたしは真っ白な道に足跡をつけて

真逆に進んだ

それが快感なの

誰かが後を追ってきても
知った事じゃない

止むことのない雪が

そのうちあたしの軌跡を消してくれる

貴方の残像と共に。

2003/11/30 (Sun)

[15] 
詩人:アペイロン [投票][編集]

今を笑ってるあたしは

2秒後も笑ってたし

10秒後も笑いが止まらなかった

明日は泣いてたとしても

しばらくするとあの波がやってくる

反射的に見つける面白いものに
勝手なつっこみ

ケラケラ笑って

それ教えたら知らない人さえも笑ってる

しずくが一滴

広がる輪

巡り巡った波があたしをまた襲う

2003/12/01 (Mon)

[16] 感情開拓。
詩人:アペイロン [投票][編集]

俺付き合いたいかも

クラスがいくらうるさくても

あんたの声はでかいからよく聞こえる

珍しく女々しい発言

さっさと言えば 本人に

あんたの性格とルックスなら大抵の女はしっぽふるだろ きっと

やきもちは

「切ない」なんてそんなおとなしい感情じゃない

怒り似た自己嫌悪

あいつが欲しい

2003/12/24 (Wed)

[17] 原点。
詩人:アペイロン [投票][編集]

貴方の言葉を追いかけてた

難しい言葉で綴られた唄

意味は分からなくてもその響きがスキで

挑発したの

できるだけ簡単な言葉が聞きたくて

心をさらけだした

ただ気付いてほしかったのかもしれない

感情の切れ端は

あたしの探してた答えを連れて帰ってきた

あたしの知らない人

2003/12/05 (Fri)

[18] 一人の重さ
詩人:アペイロン [投票][編集]

あたしが居ることで

一人じゃなくなる人がいる

あいつとあいつは仲悪いけど

あたしはどっちともと仲いいから

二人の間に入ってやれば輪は途切れることはないの


そうして

あたしの役割はどんどん増えて

かけがえのない人となる

あたしの命の
延長線上に
子孫か誰かの笑顔があれば

それでいい

2003/12/22 (Mon)

[19] 冬の空
詩人:アペイロン [投票][編集]

もしも宇宙に唯一つ

この地球だけに命があるなら

この星空を眺めてるのは
俺達だけかも

寂しげな横顔

凍える風と白い吐息

かすれる記憶よ
閉じないで



草はサラサラと音を立て

花葬へのレクイエム

月の優しい光に
傷は深まっていくばかり

灰色の世界で

瞬く星空にも気付けないの

2003/12/08 (Mon)

[20] 真の手荷物
詩人:アペイロン [投票][編集]

理解する力

判断する力

考える力。


どうなりたいのか

そのために何をしなければならないのか

意見出したら
すぐ行動する事。

あぁ「変わったね」って言われないためだけにウロウロ迷うふりしてたんだ

握り締める限り失う物はない

一人舞台で恥と遠慮はいらない物

いるのはふたつ
信念と優しさだ

2003/12/09 (Tue)

[21] 無為自然あるがまま
詩人:アペイロン [投票][編集]

アラレが降った

銀河の空から

神秘的な夜

全ての事に意味があると
仮定したら

答えに突き当たる気がした

空も
重力も
水も
動物も
男女も

平均をとれば限りなく平らなんだ

悩むことはない

どうあるべきか
それは人間っていう動物が考える事じゃなかった

この世界自体が答えであり全て

2003/12/10 (Wed)

[22] 西の都へ行く人
詩人:アペイロン [投票][編集]

近くに感じるのは気のせい

貴方にはあたしが見えてるの

あたしの事知ってる人かしら

分からないけど身近な人にとても似てる視線

不思議だわ

こわいくらい

2003/12/11 (Thu)
62件中 (11-20) [ 1 2 3 4 5 6 7
- 詩人の部屋 -