詩人:アペイロン | [投票][編集] |
弱音は聞きたくないから
あたしも吐かない
逃げることも
自分を殺すことも
幼稚でばからしいと思うから
弱さをひけらかすことが強さじゃない
進めなくても
目を背けずにいれば
強さなんて簡単に手に入る
悪口を言わず
人に優しくする
正しいと思う事を繰り返せば
傷つく事すら怖くない
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標識に書かれた
ONE WAY
の文字
後戻りはできない
降り続く雪の中で
誰かの足跡を見つけた
あたしは真っ白な道に足跡をつけて
真逆に進んだ
それが快感なの
誰かが後を追ってきても
知った事じゃない
止むことのない雪が
そのうちあたしの軌跡を消してくれる
貴方の残像と共に。
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今を笑ってるあたしは
2秒後も笑ってたし
10秒後も笑いが止まらなかった
明日は泣いてたとしても
しばらくするとあの波がやってくる
反射的に見つける面白いものに
勝手なつっこみ
ケラケラ笑って
それ教えたら知らない人さえも笑ってる
しずくが一滴
広がる輪
巡り巡った波があたしをまた襲う
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俺付き合いたいかも
クラスがいくらうるさくても
あんたの声はでかいからよく聞こえる
珍しく女々しい発言
さっさと言えば 本人に
あんたの性格とルックスなら大抵の女はしっぽふるだろ きっと
やきもちは
「切ない」なんてそんなおとなしい感情じゃない
怒り似た自己嫌悪
あいつが欲しい
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貴方の言葉を追いかけてた
難しい言葉で綴られた唄
意味は分からなくてもその響きがスキで
挑発したの
できるだけ簡単な言葉が聞きたくて
心をさらけだした
ただ気付いてほしかったのかもしれない
感情の切れ端は
あたしの探してた答えを連れて帰ってきた
あたしの知らない人
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あたしが居ることで
一人じゃなくなる人がいる
あいつとあいつは仲悪いけど
あたしはどっちともと仲いいから
二人の間に入ってやれば輪は途切れることはないの
そうして
あたしの役割はどんどん増えて
かけがえのない人となる
あたしの命の
延長線上に
子孫か誰かの笑顔があれば
それでいい
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もしも宇宙に唯一つ
この地球だけに命があるなら
この星空を眺めてるのは
俺達だけかも
寂しげな横顔
凍える風と白い吐息
かすれる記憶よ
閉じないで
草はサラサラと音を立て
花葬へのレクイエム
月の優しい光に
傷は深まっていくばかり
灰色の世界で
瞬く星空にも気付けないの
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理解する力
判断する力
考える力。
どうなりたいのか
そのために何をしなければならないのか
意見出したら
すぐ行動する事。
あぁ「変わったね」って言われないためだけにウロウロ迷うふりしてたんだ
握り締める限り失う物はない
一人舞台で恥と遠慮はいらない物
いるのはふたつ
信念と優しさだ
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アラレが降った
銀河の空から
神秘的な夜
全ての事に意味があると
仮定したら
答えに突き当たる気がした
空も
重力も
水も
動物も
男女も
平均をとれば限りなく平らなんだ
悩むことはない
どうあるべきか
それは人間っていう動物が考える事じゃなかった
この世界自体が答えであり全て
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近くに感じるのは気のせい
貴方にはあたしが見えてるの
あたしの事知ってる人かしら
分からないけど身近な人にとても似てる視線
不思議だわ
こわいくらい