詩人:アペイロン | [投票][編集] |
生まれた時
目の前には階段が。
上っていくと所々にアイテムが落ちている
美味しい料理
気の合う友達
家族の愛情
全て私を幸せにしてくれる物
でもそのうち複雑に罠が散りばめられる
狂気(凶器)を手にした者は永遠に迷いの森をぐるぐる彷徨うの
階段を降りる?
奈落の底へ行くおつもりならお試しあれ
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
あたしは昔から
決断力と頭の回転だけは早かったから
組織のリーダーに自然となって
あたしもそれを受け入れた
余分だったのは
周りの感情を察知できすぎる事
自分の意見を妥協してまで付いてきてくれる大勢の人
犠牲者を出すか
進むか
役職を放棄することで楽になろうとしてた
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
あたしがずっと押し殺してた感情だけ
あの日から
今も成長しないまま
知識は簡単に増えていくのにね
信じてる人から
誤解された時
あたしは反論できない
言い訳が醜い事と感じてるのか
悪者になるのが快感なのか
信じてもらえないからと諦めてるのか
踏み出さなきゃ変われない事知ってるくせに
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
ニット帽をかぶって
綺麗な満月の夜
コンビニへお買物
息は白い
雪がまだ残る田舎道を
一人歩いてく
星空の下
涙もやっと乾いた21:50
のんきに立ち読みしてるキミ発見
ふとした予感 イウ゛の贈り物
くだらない事で笑いまくった帰り道
ノリでつないだ手ももう離さなきゃ
焼き付く思い
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
聖なる夜と呼ばれる日
恋人と一緒に過ごしたいってうらやむ友達
幸せに見えるけど
あたし達は孤独をまぎらわせてるだけだった
家族に囲まれて過ごす時をなぜ幸せだと気付けないのかな
愛の形はさまざまに
聖なる夜
あなたが一人なのは
結果的にあなたがそう望んだから
諦めた分のツケ
払わなきゃ。
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
言葉を交わして人はつながってる
1秒前まで他人だった人と知り合いになって友達になれるかもよ
そんな可能性を秘めて
できるだけ多くの人に種まいて
花が咲くよう頑張る貴方を尊敬する
あたしは面倒で
そのくせ寂しがり屋
花畑に育った私は
勘違いをしてた
枯れ行く者達を前に
心がやっと奮い立つ始末
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
初めて死という暗闇の深さを見た
震えは止まらない
強く生きようと
なぜあたしは今ごろになって決心してるのだろう
あんなに
自分に甘えてはいけないと
人に優しくありなさいと
教えてもらってたのに
明日、灰になる貴女を
抱き締めることも出来ずに
あたしは弱くも泣くことしかできない
戻ってきて
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
あたしの事を
さん付けで呼ぶ
あーぁ
呼び捨てでいいのに
「寒いね」
「寒いねぇ」
皆おんなじ話の切り出し方
家どのへん?
兄弟いる?
進路どうするの?
社交辞令で聞くならやめて
返事がめんどい
どーせすぐ忘れちゃうんでしょ
言うの3回目だし
いきなり本題入るあたしが浮くでしょうが
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
眠るのが惜しい
わずかな残り時間があたしを駆り立てる
短くともたった一度の人生なら
たった一度のチャンスなら
あたしなりに輝きたい
舞い上がったり悩んだりいちいち煩わしい恋愛も
人生の終わりを見たかのようなネガティブな思考も
もぅいらない
大切なものがいつも見えるように
正気でいたいだけ
詩人:アペイロン | [投票][編集] |
君が隣にいるのに
伝えたい言葉が出てこない
言わなくても十分幸せだったから
それだけでいいやと持て余したの
大切な時間が両手からサラサラとこぼれ落ちるのを感じながら
二度と来ないチャンスが逃げていく
あたしは期待してた
どうせまた同じ時は巡るし
明日も今日の繰り返しだと
痛む後悔一時の甘え