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刻の旅人の部屋


[3] 指先の想い
詩人:刻の旅人 [投票][編集]

むかし、携帯電話が
普及してないころ
好きな人の電話番号を
指が覚えていた…
声が聴きたくても
最後の電話番号を
押せなくて…
電話の前で
立ち止まっていた…
そんなあの頃なら
あなたの電話番号を
身体が
覚えているだろう

でも今、番号は
携帯のメモリーにはいって
指が覚えていない
ちょっと
寂しく思った…。




2009/04/18 (Sat)

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