詩人:箕喪 木陰 | [投票][編集] |
君がいた 遠い夏の日
二人で寄り添い 見上げた星空を
僕は忘れないよ そこにはまだ
傷つき傷つけあうこともなかった
僕等がいたなんて
君はきっと
馬鹿馬鹿しいと
笑うのだろうけれど
一つ 君が告げた
初めてのさよならを
僕は失う怖さで振り払い
二つ 僕が引き止めた
その腕に君は振り向き 共に
時間を歩んだけれど
三つ ふと気付いた
この感情は 恋なのだと
その瞬間 隠した想いは
四つ 君を追い詰め
2度目の さよなら を
君に言わせることになるとは
思うはずもなく
振り払われた 繋いだ手には
未だにきみのぬくもりが
残っているなんて
君がいた 遠い夏の日
二人で寄り添い 見上げた星空を
僕は忘れないよ そこにはまだ
傷つき傷つけあうことも
知らなかった僕等がいたなんて
君はきっと
馬鹿馬鹿しいと
笑うのだろうけれど
僕は笑わない
そんな関係でさえ
僕は笑うことを
許しはしないから
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独りぼっちでも
決して怖くなかった夜
嘘だらけの世界に
呆れ始めたのは
自分の存在が否定されてから
感情豊かな子供達でも
意識を殺し 泣いている
気付かないのはきっと
僕等のせいで
認めようとしない誰かが
はじめに君を泣かせたのだろう?
大丈夫 私がいるよ
独りじゃないよ
嬉しかったのは最初だけ
綺麗事だと知った今
信じるものなど何もない
繰り返される行為に現実に
もう意味など
なさないのだろうか?
否定も肯定も
真実も答えも
どれも僕等を
傷つけては癒す
矛盾に立ち向かうには
何が必要か
君はもう気付いているだろう
偽りで固められたモノに
惑わされて自分を失い
傷つけては傷つき
進んでは止まり成長する
それを苦と感じるか否か
それは自分次第
目に見えるものが全てではないと
いつか学ぶ時が来るだろう
人は時の流れにより
変わるもの 死んで逝くもの
死を恐れずに立ち向かう事
それはきっと勇気がいるもの
大丈夫 私がいるよ
独りじゃないよ
ほら もう
綺麗事に聞こえない
だから恐れずに生きていこう
君の為に 僕の為に...
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ルンルン気分で朝を迎えて
鏡の前で自分に「おはよう」
そんな幸せの前兆とか
前触れとか
あったらとっても素敵だね
現実は
突きつけるだけじゃ
終わらないから
だから辛いんだよね
そんな日をぶち壊すぐらいの
力と希望があればいいのに
間違いだって
次気をつければいいって
なんで優しく言えないんだろう
そんなマニュアル通りの毎日
面白可笑しく
演出してやろうよ
睡眠不足な瞳こじあけて
お空に真笑顔向けて
自分を見失なわずに
生きていけるかなんて
無理から始めても仕方ない
ならいっそ
スタート(ゼロ)地点から
スキップで駆け抜けて
愛しい貴方のところまで
ひとっ跳びして
貴方の胸に飛び込んで
ギュッと抱きしめてもらおうよ
きっと
独りじゃないって気付けるから
甘える君も可愛いよ――なんて
ジャレあって今日を閉めて
また明日晴れますようにって
祈って星は流れて
また朝が来て
貴方にあって
幸せが何度も来ればいいのに
気付けないのか
欲張りなのか
今日も夢みる近世界
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刻まれる時に惑わされて
自分を見失う
そんな日常も刻み刻まれ
焦り 淀み
けど前を向いて
歩いていこうと決めたよね
独り悩み 悔やんで落ち込み
けど一人じゃないって気づかされたとき
僕の涙腺は緩んで
雫一粒おちました
突き刺さってくる現実は何時も
生易しくはないけれど
貴方に逢って 癒されて
そうしていくうちに
貴方の魅力に惹かれていったのは
少し遅かったかななんて
少し小言を言えるようになりました
歩いて止まって
振り向いて前を向いて
ゆっくり歩いて
空見上げて
今日は天気がいいですねなんて
今日も貴方を想い
マイペースを目指す
明日は晴れるかな
そしたら貴方に会いたいな
青空の下
笑顔の貴方を今日も想う。
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昨日見た夢で君は呟いた
星空を見上げては
頬をぬらして
「なぜ私はここにいるの」と
居場所を探して
彷徨う毎日に
疲れ果てた体は
追いつけない
戸惑いながらも
を伸ばした先にあるものは
いつだって幻のように消えていった
それでも諦めない君は
ずっと僕より強かったけど
皆に見せる作り笑顔が
誰よりも上手くて
目を離せない君は
気づいていないようだけど
その瞳は君の心を語ってる
隠せるモノは
空に浮かぶ星の数より少ない
真実を映す鏡を見たモノは
指の数より少ない
出口を探して
走り回る毎日に
焦り始める心に
問いただす時間もない
駆け回る道も
迷いくる迷路も
だんだんと薄れては
何もなかったように
残像すら残らない
何もかもが
夢であればいいのにと
君は最後に言葉を濁した
今日見た夢で
君は呟いた
街中を見渡しては
手を紅く染めて
「なぜ私はここにいるの」と
抑えきれない想いに
ついて行けない体
目的を捜そうとも
その為の足がない
もう耐えきれないと
弱さに埋もれた君が嘆く
「なぜ私はここにいるの」
その理由は誰も知らない
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髪をなでる風
私の頬をつたえば
胸に響くだろう
空のワルツ
花びらちぎって
握りしめて
あなたまでの距離数えてる
いくら空を見上げたって
心は映らないけれど
海に投げ出され
独りになったって
私が想うのはあなただけ
ねぇ
その瞳は何をうつすの
そのレンズは
私にむいているかな
空は何も
答えてはくれない
答えを知るのはあなただけ
広げた手
汗で濡れた心抱えて
焦り始める
心のエチュード
みつめたあなたに
言葉を紡ぐには
胸の鼓動に負けない
勇気が必要なの
いくら下を向いたって
数分前には戻れなけど
落とし穴に落ちて
ぼろぼろになったって
私が想うのはあなただけ
ねぇ
その心は何処へむいてるの
その先に
私はいるのかな
誰も何も
答えてはくれない
答えを知るのはあなただけ
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鳥のように美しい声で
貴方の名前を呼んでいたい
言葉に出せない濁った声
矢は放たれた
私の胸に向かって
もう止められない私の涙
溜めすぎた想いが
私を穢してゆく
もうこの身体は
白に染まらない
綺麗じゃなくてもいいならば
私の手を
握りかえしてくれますか?
寒すぎた心を持つことは
私には難しくて
お願い
私の問いに答えてください
今の私は
あなたの何ですか?
穢すモノが
悪いのでないことは
本当は知っていたの
だってそうでしょう?
私が今苦しいのは
自業自得なのだから
ただの被害妄想
いつもの癖
でも思わずにはいられない
皆が私を
嫌っていると
私を好きになってくれる人なんて
この世にいてはいけないの
だってそしたら
最後に傷つくのは皆だから
それは皆のため
私はもう
誰も紅に染めたくはない
この世界で
たった独りになったって
私は生きていけるから
皆は幸せに
ならなきゃいけない
強がりが見せる笑顔は
いい顔ではないかもしれないけど
ねぇ私笑うから
あなたは本当の笑顔を
私に見せてよ
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心に決めたこと
手のひらで握りしめてる
いくら決意を胸に抱いても
無駄だと知っていながら
ある一定時間だけは
虚空の空へ舞い
星空に手を伸ばしたら
暗い地の底へ落ちてゆく
その繰り返しが日常で
偽りのものばかりで
本当のものなんてあるはずがない
人は自分より下の人を求め
勝手に解釈し 満足する
その適当な考えが
その人に傷を付けていることも知らずに
人は今でもあざけ笑う
周囲に作られた環境の元で
誰もが愛を求め
誰もが愛に飢え
その空っぽな会話に
必死で耳を傾け
まるで抱っこを
せがむ子供のように
言葉に紛らわせながら
その胸に包まれることを夢見てる
残酷なほど私たちは憎く
切ないほどもろい
そんなことを知らないから
私たちは何も感じなくなる
いくら自分で決めたこととはいえ
結局他人の意見に振り回され
結局それは
他人のモノとなる
だからしっかりしろと言いたいんじゃない
それで君は満足なのかい?
鳥肌の立つ空気に包まれたって
言いたいこと
言えなければ仕方がない
胸の奥に閉まっておく
必要なんかない
矛盾しててもいい
君の本当の想いを
私は知りたい
そう思うのはいけないのかな
どんなに思っていたって
言葉にしなければ通じない
伝わらないし 聞こえない
他人の意見も
聞く必要があるけれど
君の言葉も必要で
それは大切なことであり
それは重要なこと
言える環境を作ることは
簡単ではないけれど
少しずつでいいから
偽りばかりで
真実は導き出せなくとも
けして
私のようになってほしくないから
さぁ
あなたの声を
みんなに聞かせて
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心をごっそり抉り取られ
手の届かない 自由を求めるが
想いは 伝わることのなく
高々と燃え上がっても
最後は灰になり 砂と化す
※
歩く道は いつも不安定で
地を 踏みしめているのか
天を 彷徨っているのか わからない
けれど ハッキリしているのは
鎖が身体に 絡みついていること
それはいつも かわらないこと
時々夢に 出てくるのは
泣いてる私 座り込んでる私
いつも私の中にいる私は
作り笑顔を浮かべて 笑ってる
喉に誰かの 呪いがかけられたのか
その先からは 声にならない
本当の声は届かない
私の想い 伝わらない
※
もう届かないとわかっていた
だけど
諦めたくはなかった
※
それはいつも
かわらないこと
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このごろの自分
まだ新しい環境になれていない
それでも私は
進むことを決めたから
止まるわけにはいかなくて
時々笑顔が作りかけになっても
あなたの笑顔が支えだから
だからそのまま
笑顔でいてください
けれどまだ私は孤独
求めることが多すぎるのか
まだ私は小さな子供
どうしたら私は
満たされることができるのか
まだ答えは見つからない
つらいなんて言えないよ
心配なんてされたくないし
これでも私 強がってるし
でももう
崩れてしまいそうだから
その時はそっぽ向いて
何も見てないふりをして
このごろの自分
あまり涙こぼしてない
強くなったかな私
そしたらうれしい自分
でも本当は我慢してる私
時々言葉がうまく繋がってなくても
あなたがくれる言葉
温かいから
だからまたいつものように
私に言葉をください
けれど私は怖がってる
まだ過去を引きずっているのか
私は今でも
傷つくのを恐れてる弱者
どうしたら私は
過去からの鎖から
解放されるんだろうか
今でも答え探してる
いやなんて言えないよ
拒否権なんて私にないし
これでも私 頑張ってるし
でももう私
壊れてしまいそうだから
そのときは少し
距離を置いて
どうか悟って
独りにさせて
矛盾している誰かの声
けれどどうすればいいのか
一番苦しんでいるのは自分自身
だから手を離さないで強く握って
何となくでいいから気づいて
どうか何処かへ行かないで
どうかお願い 傍にいて