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箕喪 木陰の部屋


[6] お菓子の国の物語
詩人:箕喪 木陰 [投票][得票][編集]


ある町の中央にある
不思議な不思議な時計台


紅茶のいいにおいに誘われて
おかしの国に迷いこんだ


座ったイスはふっかふか
そこは可愛いとある喫茶店


愛に飢えているならば

こちらの甘いものは いかがでしょう?


色とりどりのティーカップ

ふと思い出すのは
遊園地のアトラクション


心が渇いているならば

こちらのお飲物は いかがでしょう?



あなたの抱えているもの

少し手放してみませんか?


風に吹かれながら

世界を旅してみませんか?



ようこそ ここは

不思議な不思議な お菓子の国


あなたの心を癒す場所


紅茶を飲みほした後に
出会うは新しいストーリー


あなたの道はこの選択で
少しずつ変わっていくけれど


今日みたいに少し足を止めて


少し休憩しませんか?


ベンチに座っていっぷくして
お菓子を少しほおばって


立ち上がったときに



また前に進めるように

2007/01/09 (Tue)

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