詩人:morning star | [投票][編集] |
迫り来る宿命の刃を弾き、
悲鳴を上げる代わりに一念り込めた。
命に逆巻く恐怖を砕き、穏やかな安らぎを得る為に、
生きる目的はなにかと、涯て迄見通す憶いでくちびる噛みしめた。
突き刺さる雨粒の様な過酷を躱し、
前のめりそうな命を叱咤しては今日の日を保っている。
命に感じる不思議は何故かと、宙の向こう側迄も意識とばしては、
内包する心のうちに己に識りたい真実(こたえ)求めた。
過ぎ去りゆく刻に、運命委ねて、過ぎ去りゆく昨日に、明日を感じて、
過ぎ去りゆく私に、永遠求めて、過ぎ去りゆく一切に、未來を感じて・・
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あふれんばかりの光りにつつまれて、
昨日も明日もすべての時が消え去って、
なみだの懐かしさにつつみこまれて、
忘れていた生を今取り戻す
どうして生きていたのか、どうして歩いていたのか、
みえなくなってて、道に迷ってた
どうして生誕まれて来たのか、どうして前進んでいくのか、
解らなくなってて、全部ふさぎ込んでた
あふれるばかりの光りにほほえんで、
明日も未來もすべてが耀いて、
笑顔の記憶がよみがえって、
忘れていた私を今取り戻す、
あふれんばかりの光りにつつまれて、
昨日も明日もすべての時間が耀いて、
なみだの嬉しさにつつみこまれて、
忘れていた真実(ほんとう)の私を今取り戻す。
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大いなる宙、大いなる大地、大いなる使命、大いなる生命(いのち)・・・
壮大で、広大な、僕等の明日という未來・・
最期睡り着く迄に、なにを見て、なにを創造り、なにを成し、なにを識って、時を終えるのだろうか
原理も識らずに、法則も識らずに翻弄されるばかりの僕等
歴史は悲哀の流転を繰り返し、滅亡びの結末を待つばかりなのでしょうか?
荒ぶ風に問い、ゆらめく炎へ尋ねる、声はちいさく反響しては消える・・
どこかで変化し、どこかで転換し、どこかで革命を興す命で、未來を新生(か)える。
どこかで気付き、どこかで改心め、どこかで始動いたら生誕まれる筈の世紀(じだい)
僕等は一体いつまで生きて、
僕等は一体いつまで繰り返すのでしょうか・・・
大いなる宙を眺めて、大いなる大地に立ちて、大いなる使命を抱(いだ)き、大いなる生命を生き・・
分かれ道と瀬戸際、今革新の刻。
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星宙(ほしぞら)のなかに居て、
浮かび上がる感覚で、幾つかの魂と対峙している。
静音のなかで、高温の身体で、緊迫の最中に・・・
時流は停止し、交流は命の血潮、海流は憶いでのかなたへ・・
渦巻きゆく意識の演舞、
さすらいゆく景色の乱舞、
とめどなき清新の蓮舞・・・
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一日の間に、幾億もの縁と出逢うとされる私達のこの命・・
外出した、快晴が快適、花びらが揺れている、すずめがチュンチュン、風がふわふわり、太陽は燦々・・・
右へゆきそうな思考も、気づけば左、でもそんな事気にして無い。
雲が夕暮れ、カラスはかぁかぁ、子どもがワイワイ、時計はチクタク・・・
出逢うすべての瞬間が影響及ぼし、私達が意識織成し。
月光が煌々、流れ星がぴかぴか、スズムシがルールー・・・
見て、聴いて、感じて、あじわい、触れて、香った、すべてが私達の明日以降決定づけている。
かえるがぴょんぴょん、羊がめぇめぇ、ひよこがぴよぴよ
一日に出逢う、すべての縁を味方に出来たのなら、それはとっても素敵で自由・・
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大多数の「当り前」が一般常識。
少数派の理念主張は「異端」で「奇抜」。
歴史毎に観てみれば、簡単にひっくり返っているのにね、其れ等は。
真実が埋没してしまうその前に、たしかに耀いている“光"を捜せ。この地球(ほし)が崩壊してしまうその前に。
因果はすべてに宿り、生命(いのち)や現象に機縁し、識らない内に気付いている間に、森羅万象(ものごと)を新たな時間へと移動させている。
真実が声を上げているその間に、たしかと感じられる“光”を捜せ。その生命が損壊してしまうその前に。
・・・・・
多数派の、安心感・傲慢り・惰性がこの世界を壊して、
ちいさなされど強き希望の叫びが、この世界を蘇生えらせる。
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秋空が懐かしい、思い出せそうな風を運んできて・・
夕焼けが忘れそうな、記憶をずっと繋ぎとめていて・・
流れてゆく季節は繰り返されて、私達を一体何処まで連れて行くのでしょうか
街明かりはかなく、月あかりおりてきて、明日の時間へと溶けては馴染んでく・・・
あとになって理解る事にも、全部消えてしまって識る事にも、只云えるのは時間は戻らないから
落ち葉が着地する迄が永遠で、木の葉が帰還る場所が宇宙・・
いなくなっても其処に居る、私がちいさな宇宙で、隣りが場所が瞬間がすべて宇宙と云うの・・
流れてゆく季節はいつまでも綴いて終りも識らず、無始の心があの日を見つけて涙へ弾けた・・・
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光の詩が降りてきて、命に宿って何も怖くない
そう暗示も掛けて、勇気を奮い起こして、一歩前に踏み出したんだ。
不安の波が押し寄せて、孤独の感情が天を仰がせて、生誕まれて来た意味を問い掛けさせて・・・
大地が割れる様な気がして、五体が引き裂かれる様な思いがして、突然時が破滅(オワ)る様な気がして・・
光の詩を紡ぎ出して、命に刻み込んだからもういい。
そう誓いを起てて、目をつぶって、前進みはじめたんだ。
命が、その中へ、秘密が、真実が、秘められていると、そう謂うのなら・・・。
光の詩が描き出して、道のりを創造り出して、導いてくれるならば、そう歩いてみる・・・
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冬の華が、雪の結晶の様に、辺り一面に咲き誇り、
ここはどこなのか、私はどうして居たのか、
ブルーの流れる雲を眺めて、明日の方角をさがしている。
冬の唄を口ずさみ、今どこまできたのか探索する旅に出る。
湖が鏡の様に澄んだ時間を映し出して、過去も未來も判別らなくさせている。
トワイライト、夕刻が黄昏れに染まり、憂うつも時雨が如くうす紫。
冬の華を、摘みたくて、花瓶に収め、部屋だけいろどりたくて、見詰め視ても、ふり注ぐ温かさ・・・
明日の色はきっとせつなくても、夕陽も焦がすサンシャイン、憂うつも燃えさかるサンシャイン