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未來の扉を開いて、本懐(ほんと)の私に成就る。
其れが私の為に私ができる全て
雷が魂に落っこちても、時がねじれて私をバラバラにしたとしても、最愛のなにかが跡形もなくなったとしても、帰還れる場所・・
私は私自身という尊い命の宇宙(なか)へ帰還れる。
安穏安息の領域・時間・自界(せかい)
熔岩の礫が豪雨でも、最速の鎌鼬が遮っても、立ち尽くした昨日が現実でも、帰還れる場所・・
私は私自身という無二の命の宇宙(なか)へ帰還れる。
絶対法則の定まり、流れ、愉快
未來の扉を開いて、本懐の私に帰還る。
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あんなに地獄の境涯(なか)で、生命きて前進んでいる魂(ひと)が、力を唄声を捧げて奔って創造って在る。
貴方を念い、貴方を画き、貴方に共鳴し、貴方が奔り抜けられる様、祈っています。
魂の叫びを、命の迸りを、目醒めの力を、無尽蔵の喜悦びの旋律の妙音を・・その胸奥(むね)にと。
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記憶が曖昧になっていく
時間がごちゃまぜになっていく
新しい道筋だけ拓いている
景色はあらかじめ用意されていた
目を見張るのはどれも新鮮な光景
命へ植え込まれていたStory
やがて種は芽を息吹かせて、花を咲かせた。
命で定まっていたのStory
どの様な花を咲かせ、どの様な時を画いた。
記憶だけ曖昧になっていく
時間だけ全部忘れてしまう、
新しい道程だけまた生誕まれている。
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はるののにちょうがとんでいて、
ぽかぽかようき
あたたかなひかりがぜんたいをつつんで、
ようしょうのひかり
きざまれたじかんが、はこからいきおいよくとびだす
にじんでいくさっきが、わたしをおいこしてゆく
あめはためいけにすいこまれて、せかいをうつすかがみ
はるののにちょうがうかびあがり、
てくてくかいき
あたたかなひかりがぜんたいをつつんで、
ゆうしょうのあかり、
やわらかなひかりがぜんたいをつつんで、
きょうしゅうのかおり
なみだはためいけにすいこまれて、わたしのこころをうつすかがみ、
なみだはためいけにすいこまれて、わたしのいのちをうつすかがみ
(回帰)(湧昇)(郷愁)
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死闘を繰り広げる魂で、一直線に駆けてゆく弾丸の様・・
嵐の竜巻も貫通して、夢の涯て迄も幾度も回転して・・
共闘を繰り返す言霊で、はるかな彼方を目ざしてゆく・・
強靱な翼をはばたかせ、世界に彩りを与えて・・
其眼差しは幾億里すら視通して、其眼差しは幾億里だって眺め観て・・
幽玄の魂で、幽遠の生命のまま、幽雅な此処に居て、幽思司り
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墜落しそうな雨粒に撃たれても、はばたきを諦めずに彼方未來目ざす
通過したのは、永遠とか遥か昔、もう今世すら無くなったのかも・・
巡り巡る時の迷宮、そんな感覚ももう遠い何処か・・
追憶しそうな夢想(ゆめ)が現れては、はばたきを取り戻す彼方未來画く
通過したのは、永遠とか遥か遠く、もう現世かどうかすらあやふや・・
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・・そう、か、宇宙の畔で佇む心で、夢幻のときと永劫を感じて、眠り込んで居たのか
気が付いて、わたしは、虹色のカーテンの様な空模様を命へ画いて、時間を巻き戻したり、早送りを繰り返して、晩年のわたしを瞬間生きて観た。
其処ではいく筋もの光りが雲間から射し込み世界中を照らし渡り・・・
人びとは内宇宙を受持(たも)ち、内宇宙を謳い、語り合い、刻の調べを構築し直していたという場面が映し出されていたのだった・・・
わたしは、今再び眠り就こう、そして目が醒める様ならば、また再度び、思考を開始すれば善いという必然(こと)ではないのだろうか・・・
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満天の星がパノラマに成っていて、
私は肌寒く暗闇の時間を歩いていた。
鐘の音が何処かで響いている。
夜明け迄あと少しだ。
私は独りごちるようにそう呟やいた。