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風のカーテンを開いて、
あわただしさから離れた場所へ
原野の向こう、咲き広がる花の合唱
時の速度もなだらかな色模様、
幼少の記憶もまばらな足音
集まりくるのは閑かな七色の音色。
あたかもガラスのメロディ
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帰命を欲する魂のまま、
宙に浮かびながら固唾を呑んでる・・
願望いも、切実(いのり)も識りながら、
惑いの最中(なか)へ巻き込まれてゆく自己(おの)を、
如何する解決(こと)も出来ぬままに・・・
説得性の在る真実(せかい)に渇望の瞳凝らし、
安堵感に満つる余生(じかん)の場所を展望している。
今世紀(じだい)に、巣食われるのか、
今世紀を価値創造しゆくのか、
「魂の合戦」です。
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目眩の時間(なか)で、薄れゆく意識の状態(とき)に、
身動きも縛られて、
未來に茫然と対峙している・・
のし掛かってくる業苦(さだめ)は、
鉄壁や煉瓦の如く、
力尽すも思う様粉砕けず
虚空の風のそよぐ音(ね)、耳朶に澄ませながら、天涯の先へ在る都(とき)だけ浮かべ一念(おもい)馳せ、
奔走る今生(いま)突き抜けた隼の羽根、駿馬の脚、
疾風(はやて)の瞬き、星屑の光線(ひかり)、永遠の詩(うた)。
繋げた生命(いのち)、輝ける日々(とき)、
歩きゆく私・・・変転わらない執念(けつい)
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涙を一粒落として
魂の世界地図を拡げて
抱えた膝を哀しみと同時につつんで
運命に宿る残酷さを、じっと見詰める瞳を
柔らかな残光(ひかり)で照らして
終わりの無い夜に沈み込んでいく昨日から飛び出して
眠りの朝に、目醒めの夜明に、溶けていく身体を、霞んでゆく命を、
涙を一粒落として
手の平で掬って
私を見付けて
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自棄の悲哀しみ苦心しみ引き裂いて、
春の広野の入口迄目差してる
悲鳴を上げてた自身を忘れて、束縛の眩惑(ひかり)振りほどいて
絶望の闇決別して、光明の私、蓮華の耀きに似ている彩り放ってる今歩き出す
欠落の魂蘇生みがえって、焔の笑顔胸奥(むね)に懐き、無敵の風纏い、軽やかに涼やかに・・
目醒めてる幸運(とき)、遠く迄、前進んでく喜悦びへ転換わり、宿命の鉄鎖断ち斬って
今・・
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凍えてる寒さの中、降り積もる白さ
景色を全てつぶしていく
遭難してゆく自分の心を何時迄も繋ごうと
懸命に未来の方へと歩いて征く
舞い降りくる輝輝(かがやき)は綺麗だと、
手を伸ばし触れたら、まだ不確かでも確かな記憶を掴んだ気がした・・
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自分自身の感性や感覚に
自分自身の運命や宿命に、
右往左往してて、かた結びをされてて
自分自身の意志や涙さえControlできて無くて・・・
「自信過剰な自分忘れて、扉開かなきゃ」。
時間はもう無くなってきているというのに…
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是れから始動まる今世紀(じだい)へ、
そう羽ばたく新生(ため)に温存めていた今日迄の
時間・生命力(ちから)・不撓不屈・・・
其ありとあらゆる私(すべて)。
さなぎは蝶に成りて、七いろの色彩を帯び、時や風を彩付けて、軌跡や発光り、其れを愉悦しく舞い游ぐ様描けばいいの
自身の生命の物語りを存分に今生へと刻んであげるのだわ。
そして遠い睡りは、安穏と安心感の美風(かぜ)のベッドに委ねてたらいい・・
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メロウな優しい感情が心の懐かしい場所から溢れきて
何もかもすべてを包み込んでいく。
時とはいく度リニューアルを繰り返して、
新しい旅立ちを始動めさせてゆくのでしょうか・・
巡り会わせと同じ世紀(じだい)を歩き征く縁(こと)の不可思議さ・・・
遠い涯てで此の場所から離れてゆく刻には、なにを想えるのでしょうか。
瞬間先に囚われて、遥かな展望さえ忘れて、はっと足跡に起(た)ち観れば、あまり今生(じかん)も残されていない・・・
何の故に生誕まれ来たのかももう憶う思考(こと)もできやし無い・・・
メロウな優しい慕情が、心のいとおしい過去・現在・未来(じかん)から誕生まれきて、
なにもかもいっさいを包み込んでいく・・
私たちは一体どこから来て、一体どこへと征くのでしょうか・・・
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手を伸ばせば届きそうなずっと遠くに在る記憶が、
時折気紛れの様に、風の中で、香りの傍に、
視界の何処かで、まぶたの裏に、音色のむこうで、
メッセージを放っているのだけれど、
ついさっき迄眺めていた夢の断片(かけら)さえ憶えていられなくて忘れてしまう様に、掌の中からすり抜けてゆく・・・
デジャヴとも違うフラッシュバックよりきっともっと鮮明、確かに生命きていた其記憶・・・
其一切(すべて)がきっと蘇生りし瞬間がきっと来訪れる…
手を伸ばせば届きそうなずっと遠くに在る思いでが
いつもすぐ其所で渦巻いていると謂うのに・・