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海辺の時間に魂横たわらせて、
潮騒の調べにこころ包まれてる…
波の音律(おと)聴こえるでしょうか…
寄せては返す其の調べはあたかも
意識と想いでの連なった遠き日の記憶…
私達が存在して居た時節(ころ)の理由(あかし)…。
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ゼリーみたいな黄色
透明感のお城
水の上、
どこからか流れてくる風の音(ね)、
悠久と云う名の絵画
鍵盤が繰りだした音律の波長…
受けては波打つ私の生命(いのち)・・
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カラフルな雪の結晶を喰べて呑み込んで
七色の私に達成(な)る。
変化わらない季節、停滞まらない時節、光輝ける嘉節、
すべての歌謡(うた)生命へ合身わせたら、扉の向こう側見据え
運命を塗り転換えて、降りしきる雪の花、今宵彩り
刻が涸れて、再演び咲き誇る迄・・・
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真っ白な翼はくたびれて疲れ果てているように観えても、
ボロボロの輝きに憶えても…
日差しが宿した陽光(ひかり)のカーテンは、
今幾つものひらめき生命(いのち)の奥底(そこ)で誕生み出して、
希望の夜明け、旭日の様に目醒めさせながら、
太陽の無限のともし火、
ひとみの端で、燃え上がらせて、未来への人生(みちのり)を明るく照らしている
秘められた魂の可能性は瞬間(いま)、永久(とわ)に咲き誇り
うれし啼いた滴の煌き、堅く約しては、永劫の至福貴方の胸奥(むね)で尊く荘厳に創造られている…
さあ、陽光(ひかり)の翼、拡がったなら彼方宇宙の背景迄も浮かび上がりながら、無上至上の歓喜へと奮わせ舞おう…
(詩名「翼」)
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レモンの香り、
レモンの色彩、
レモンの耀き、
レモンへと宿る生命力・・
君の魂へ重ねたい、君の涙にとり変換えたい、
君の心へ浮かべたい・・・
今世紀(じだい)はながれても明かるい意思の根底で
不変に生命きて居る滾る一念のささやき声
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呼吸をしずかに落ち着かせて、
大気の向こう側、星の呟きへ耳を傾けてる…
光の粒子(つぶ)、渦巻くささやかな信号が、
宙と私の胸中で混ざり逢い
列なって居る生命の詩ながれて征くよ
対極を結びながら、銀河も画きながら、虹を架けながら
生命力(こころ)の宙を旅して居るよ…
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あたたかな毛布を掛けて、
よるの帳へ星座(ほし)の飾り貼りつけて
ときを渡る飛行船(ふね)を浮かべて
こころの中でちいさな小箱(オルゴール)…
みらいとかこを紡いで
私の生命(せかい)を構築してる…
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朝焼けが雲達を薄ら橙(オレンジ)へと染めて
太陽の眩い閃光が世界を眠りから呼び覚ます…
折々に生命は各々が縁に触れて、活動を開始する。
夕闇が来訪れる迄の有限の時間(とき)…
尽きて往く今生の残り、喪われる今世の発露(きっかけ)
私達は私達の命運や宿命を途切れを識らずに作業して居る…
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ベンチへ腰掛け、目前にながれる川を眺めて
きらきらと反射するちいさな三角波…
模様は際限無く変化して、運命はいずこへ征くのか…
碧いキャンバスには雲がもくもく風と躍り戯る…
私達の意識もいずこへと紛れ込み、誰の憶いや運命に融解けるのか・・
創造られて征くよ、
創造られて居るよ・・・
私は信じている黎明(あした)を、生命に刻みつけ
歩いている、今生(いま)を…
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瞳から飛び込んでくる万象(すべて)から感化されないで…
貴方は魂の宮殿で安息をして、
貴方は生命の繭のなか膝を抱えたまま
すやすやしてれば善い
刻の殻が砕けたら、目醒めの詩を胸中(こころ)から詠いだすから…
眠りの精霊(せい)を傍らに咲いた泉に放し飼いにして、
安静の宙に星の瞬きを感応じてれば善い
世紀(とき)は移行している、光の旋律(メロディ)を携えて
展望(ゆめ)は希求して征く、かざした掌は誓いの憶いと重ね…
刻の幕が上がり終えれば、生命(いのち)から喜悦びの歓喜(さけび)が誕生まれるから、
涙の傷痕(むかし)は憶わないで始動めたし