詩人:morning star | [投票][編集] |
歓喜の波が静かに生命の或る辺の側迄も押し寄せてきて
私の魂が映し出した宙の瞬きの光年(とおく)を一瞬にして
記憶の深層くで感知じ摂れたイマ其の今(とき)…
久遠の清風(かぜ)が吹いて来たらば、眩しき常温りの宿縁(ゆめ)、
億劫(おくごう)の憶い、草木の感情迄も揺らせて、
大地に流れ出した音符の聖霊(うた)さえ、蜃気楼の声音(こえ)、
絶え間なく歌い上げれば、見果てぬ黄金色(ゆめ)、
感涙の永遠(とわ)継続(つな)ぎ逢わせれば、未だ識れぬ残像(みらい)、
花の咲いた泉に同一(おなじ)詩想(うた)…とおく…きこゆる三世(かぜ)…
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歩き綴けた運命の途の其足跡はイマ
焔の烈火の如く燃えひろがり
私の生命(いのち)に迄着火して
まばゆい大光を是の意思に迄も具えさせて
はるか遠大なる永久(とわ)の物語りの完成を詩う歓喜びへと満ち充ちて、
唄う草木華々の奏でたハーモニー天涯迄も届いて、
宙からのやさしき覚知至高(さい)たるメッセージ
心波念波の意識の憶いへ乗りて、
我が魂が海へと入りぬれば、
いざや征かんとの天命(こえ)
いずこ依りか響きし胸中(いのち)
彼方那由他の宇宙(だいち)の光耀(ひかり)迄も木霊せん…
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星座の未だ眠れない朝露の寒風(かぜ)は冷たくて
刻の充ちる午後の温かな日差しの笑顔現実(ゆめ)覧てる…
海辺の想いでが揺れながら時間に融解けるから刹那くて
今生の終末(おわり)がちがづいて来るからそう切なくて…
太陽の幻を滅する明かりの力強さにまた憧れて…
魂が生命に耀いて不安を安堵へ転換えた宿命を今夜も祈念りて…
……
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輪廻する宿命のloop(わ)から抜け出して
楽観する刻の感風(かぜ)を味方にして
浮遊している純白(しろ)き羽に漂わせて
瞬間から悠久の生命(わたし)を愉楽(たの)しませて…
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どこからともなくやってきたのか
そとへでてみたらふきすさぶこなのゆき
はしゃぎまわるようあそびまうように
ぜんせかいのいろしろくかえて
いっしんにせおったまいにちのしきさいすら
しろくかえてしろにもどって
やみからきこえたつぶやきごえすら
かぜのふいたかこのほうでとけてきえた…
ふたしかなせかいのおきてにほんろうされないで
ひとつきりのたましいかかえたままで、
みらいからのかぜのほうがくへとむかっていく
いつまでもずっとふりつづいていくのか
いくらそとをあるいてみてもおだやかすぎる
せいてんのひざしのひかり…
わたしたちのふかしぎのきずなのいろをたのもしくかがやかせていくだけ
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刻がうすれかすれて
さざめく波音が何処からか語りかけるように
きこえてきた気がして
心象(こころ)の扉を捜して
まよいこんだ森羅(もり)の迷宮をとおり抜けて
忘れたままにしたままの生命(いのち)の神殿へ駆け込んで…
わたしはずっと希求めつづけていたわたしと出逢う…
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薄緑色の香りにも似た記憶が遠く意識の向こう
にじんでは私(いのち)の深淵(ふち)で溶けるよに浸透(しみ)て
夜空の涯て、星たちの結晶は天光(ひかり)のカーテンと共振をして、
時間のながれを色彩り、運命の終末むすびつけながら、
宙へ開花(さいた)壮大なる喜悦(ゆめ)って謂う名称(な)
魂の共有体迄も翔け上がり、めぐり至った斯の現在(ばしょ)に居て、
生誕の刻じっとイマも待望って居る…
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凍りついた魂の壁に炎の憶念いぶつけたらば
氷解する運命の岸壁未来をひらいて
流動する意識の深層(そう)絡まりぬれば
同調する共有の詩歌(うた)未然の涙かわかせて…
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永久の安穏ぎの因果を積んで刻んで
ふたたび宙へと帰還ろう…
朝も昼も夜も一緒に成るからイマは睡って
心象(ゆめ)の現実の入り口は浮遊していてつよくてはかなく
忘却れていた望郷(おもい)わたしの生命(いのち)の鼓動を
イマよみがえらせて…
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涯無くつづく暗夜を抜けて
ともし灯の切望(あかり)は
こころの闇夜を照覧らして
こわれそうな展望(ねがい)が未来を画いて
とどけそうな相愛(いのり)があすを築いて
みた以前(こと)も無き喜悦(ひかり)がすべてをつつみ込んで…