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深緑の季節の微風(かぜ)が貴方の切なさも悔しさも
すべて奪いさっていくでしょう…
みた過去(こと)もなき景色は眼前に拡がって貴方の境涯(せかい)を
新生まれ変わらせていたのでしょう…
かつてこぼしたなみだの宇宙で画いていた夢の色彩(いろ)が生命へ宿りし物語りの通りに
とおき記憶に基づいて紐解きだした月日…
時間のとびらはぱっと開いて背中の視える方向へとずっとながれだしたから
いらない記憶も景色も憶いも全部すべてなかった運命(こと)とする…
詩名【GREEN】
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自由の大道(みち)の途上(うえ)に居て
生命の意志(おもい)以外何物も無くて
今世(せかい)の果てにどんな景色を観るのだろうかと
問い掛ける宙からイマまた綺羅星(ほし)は流れて
時間も過去も感情さえも意識の深層くへと貯蔵されて
私は自由の大道(みち)の真上(うえ)に居て
イマまた生命から発せられた自身の憶念(こえ)に呼応して
みつめる宙からの感応(ことば)を詠んで
只々終末の安穏(ねむり)確信じ徒歩くのみ…
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じきに寒さも緩みいつものあたたかな春の萌しがおとずれ来るのでしょう
季節はこうして幾重にもめぐり
なにを想うのなにを遺すの
宿命の陰影(かげ)へ実相迄染められ
陽光のやわらかな記憶に涙しても、
そうして尽きるだけじゃせつないのならば、
ときを移行すの陰影は絶つの…
生誕まれながらの差異に歪(ひず)んだ笑顔引き摺るままなのならば・・
運命は転換(かわ)るの生命は帰還えるの
もう少ししたらば春の季節だよ
生命体(ぜんしん)へと漲りくる歓喜がまた私をあすへと向かわせて…
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風雪の厳冬さが意識の芯迄も染み渡って
凍えくる魂の独走は吹雪へと埋ずもれそうなと息の足跡…
胸奥へと定業むる精神の燃え上がる翼のはばたきは静粛かに
イマも生命きて忍耐えてたどり着くべき陽差しの宿願(ひ)を目差してる・・
息吹つかさどる花の芽吹きの景色現出れ映るは
瞳のけがれなきともしび
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無限大の生命に宿り充ちる可能性が星宙へと共鳴して
イマの私にあたたかくちからづよくふり注ぎ
虚空の涯て迄も是の掌がとどくかのように感応ぜられて
夢想の憶いもはかなし思想さえ永遠(とわ)へとすいこまれ
私を導くの、私を輝かせるの、とおい深層の記憶の思念(ことば)…
生誕まれきた意義や意味や約し逢った誓い、今魂の根幹へと刻まれて…
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そよめきの美風(かぜ)、いつからかどこからか
ながれきて…
わたしたちの魂迄も居心地よくつつみ込みます・・
どこからきていつからきたのだろう…
未来を歩くわたしたちは幸福(しあわせ)ですか?
きっと魂の涙が笑顔に満たされているならば、
其の世紀(ばしょ)からやって来たのにちがいありません。
そよめきの美風、
ひかりをイマ浴びて、
わたしたちの生命の声音(おと)さえ
浮かび上がらせて、
つぶやきごえやささやく憶い迄も
まるで伝えようとするかのように・・・
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波の調べへと耳朶(みみ)を澄ませて、
やさしい瞳でまぶたをおろして、
うかびくる情景(けしき)へ想いを委ねて、
還るべき悠遠(ばしょ)へとたゆとう生命(わたし)・・・
おもいだせる…
巷ではなにも変化のないかもしれない色彩であるにしても…
境涯は移り渡って、運命さえいく度だって塗り転換えて、
喜悦びだってちゃんと受持(たも)って…
あなたはあなたへと成就る宿命(ため)に、瞬時(いま)を永劫に解き放ち・・・
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ふりむかないで
さざなみの音色がとおざかる背景をあとにした
ふりつづかないで
あまあしのよわまった瞬間にかけ出した
もうずっとずっと
ふりかえらないで
さざなみのなつかしい音色だけ胸奥(むね)いっぱいに吸い込んだ…
詩名「境界線」
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無限、有限の久遠(とき)をみつめて、
大気中へと生命(いのち)の波動(おもい)とどくようにと
イマ大切なもう一人の生命(わたし)待ち焦がれる
其の情景(けしき)迄、
詞(ことば)には成らない思念(ことば)飛ばす…
奇しき宿縁(えにし)結果(むす)ぶ過去・現在・未来世(きおく)感応ずる胸奥(むね)のかすかな連動なり…