無間の扉の入口を

叩いて拓いて観て視たら


ひろがる青空快晴の


大光(ひかり)と溢れん

虹のかなたへ

夜明けの音律と
朝焼けの黎明と

イマ其の胸奥(むね)
とおい場所から
懐かしさたずさえ
響き創めて

涙が刹那ささっき迄へと
置き去りにして、

景色の色彩(いろ)も亦塗り換わる

花弁の薄紅(あめ)が降りしきる
染まりゆく傾斜面を踏み締め
人界(せかい)のはるか見渡せる頂きを目指す…

久遠の永遠の光の一部へと列成り
ながれ征く未来(あす)へと融けて生命けるから

信じようわたしはわたし自身の内奥
其所に宿す現世の目的の使命(ため)に…

持ちつ持たれつの此の意識化
其の宇宙(せかい)

目には観えない次元、作用す善良な思念の羽音よ


自在へ飛びまわり、

個個の運命の歯車、


円滑に幸福(さち)の花園の安息へと

至らしめ給え・・

潜んで居た脈動
水面下依り現出の調べ旋律させて、

ドラマティックに躍る音符のよう
次世界の景色建築させて

響き渡る花期(はな)の季節

発揮する生命力の扉開いて

湧現させた個々のエナジー
解き放てたら、

いろめいた光風吹き抜けた光跡…
夢現(ゆめ)への奇蹟
生誕まれくる軌跡


躍動り創めた先駆者(パイオニア)達

桜樹の

烈風駈けた

其のあとに

憶い出きらきら

無辺の菩提(さとり)を

那由他の無量刧迄も
木霊し征くかのような
ちいさく広がった
大きな歓喜のほとばしり
其の手の平へと
其の生命(いのち)の間にと、
一念(いのり)の充ちるようにと


…

黒闇が両腕を延ばし
あたり一面全て
覆い隠そうと陰謀を企て

貴方を是の今生(せかい)から
滅すべしと目論んだとしても、

貴方は己心(おのれ)の思念へと
閃光(ひかり)を一念(いのり)の生命力(ちから)
見い出し、
運命の鉄壁を打破し征かんと、

境涯の内奥のほとりの周囲へと
花畑を生誕まれさせて、

夜の帳に初夏の時節の快活さ
呼び込み

貴方だけの小宇宙(せかい)へと
永久(とわ)の白蓮華咲かせて
喜悦計れぬ詩歌(うた)謳うから

機根ととのいし刻の訪れ
待ち侘び

叢雲の流るるを観
風波のせき立つを感得す…