詩人:morning star | [投票][編集] |
季節のはるを追越して
心象(こころ)のはるで染めあげて
彼方のよるがほほ笑んで・・
遠大くの桃源郷(ゆめ)めくばせれば
わたしの詩歌(うた)も舞い上がる
わたしの詩歌(うた)も翔け上がる
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まばゆい光のなかで
月天子のはにかみ
浮かぶような永久(とわ)
刻まれたような宇宙(そら)
渡り歩くようなほら、
生命体(あたし)の海岸(うみ)…
まざりまざって、
今誕生まれた
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柔らかくておだやかな明かりが
いく度も生命体(わたし)の小宇宙(なか)ひろがって
さっき迄もつながっていた刺すような苦痛(いたみ)
何処かとおく放されて
憶いも目さえとじて、
其の不可思議の温もりの安穏(なか)で睡る…
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未来の貴方へと宛てた
其の手紙のことば
未来のわたしへと宛てた
其の手紙のおもい
降り止んだあとの天には
虹が橋をわたすように
大海みたくあふれた川には
魂の澄むいずみのよう
浄らかな純粋をたたえてる
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吹き荒れる雨風の激しく過酷窮まる
濁世の現代(いま)
他者の嘆きは、明日の我が身
何人も誰人も免れはせぬ、生命へ渦巻く宿命の嵐。
総体的に崩れた宇宙(せかい)は、
総体的に蘇生す現世の詩(うた)、
我身宿りし宿縁(えにし)の契り、訪れし灯明(あかり)の微笑。
かなた果て迄伸び征く道すじ信ぜよ出逢いし嬉涙(なみだ)の前途。
生命力(ちから)与えし蓮華がキミなり
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いま是の地球(せかい)に居る人間(ひと)
100年後には誰しも居なくなる
刻ははかなく、今生の出来事はみな、夢幻(ゆめ)のよう・・
只一夜の仮の宿のような、時間のながれには惑わぬように
我見打ち破り執着の思想斬り棄てて世紀(とき)の扉を開く
晩年の宵、生命体(いのち)へと咲いた華々愛で逢いながら、
さあ、何を語らいましょう…
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水色のやさしい風のカーテン
織り成し、
くすんだ隔たりぬぐい去り
真新しい時代の淡い涙のような色彩の其の感覚を…
ともにかぶるから
わすれて往ける、胸の其の閊えの業苦(くるしみ)も…
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思念の波が
意識の風が
物音も無くうごめく人界の
渦中へと
何時の頃からか
放り込まれた
そんな気がする
わたしたちの魂を
洗い流して
浄らかにして
そう願うから
そう願うなら
他者の運命で
あっさりと変わる
自身の運命を
確固たる宿業(もの)にして、
幸福のみらい創って、
生命体(いのち)の華は咲かせて、
現在の因に、一念(いのり)刻んで…
そうしてあとは、
全力で死力するのみ。