詩人:morning star | [投票][編集] |
はかないような
泣き出しそうな
そんな音色がとおくからこぼれてきて
わたしの見上げたそのさきずっとおおうの
くっつくような
はなれてみるような
すこしだけむかしになったばかりのさっき…
わたしのとどかないことば宙だけさまようように
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きみの魂の声と
きみの心の音感と
きみの呼応の韻律と
すべてが合致し同調し
おおきな宇宙のなかで、
時間さえも跳び超えて、
感応の瞳と感応のまなざしは
いつも会話をして居る。
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未来は今創られているから
どこに行けばいいの?
なにをすればいいの・・
長い永い歴史上の軌跡のほんの束の間の今、
すぐに大気の藻くずと消えゆく私たちの生命(いのち)…
続きはどこにあるの…?
誰人ならば、解答を掴んでいるの…
朝陽を迎え、夜の帳に包まれて、真夜中に苦悶の迷路をさ迷い歩く
慰みの唄に救われて、一瞬だけまた呼吸を繋ぐ・・
世相も壊れて、笑顔も破損して、言葉だけ空回る
努力や信念は必ずしも報われるわけでなく、残酷な“運命”とやらにあっさり瞬殺された…
善人が、皆に慕われる心優しき人間(ひと)が非業の最期を迎え・・
幸福だった価値観は音も無く崩れ落ちた…
呼びかけて、応じて欲しいの、なにひとつ保証の無くなった
私たちのあしたを助けて、運命を変えて、信じるものを教えて・・・
ひとりひとりが決して抗えない雁字搦めの闇に捕まえられて、
生き埋めの結末(おわり)を迎える其のまえに
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発展途上の
成長途中の
進化最中の
是の遠大広大な地球(ほし)
真の夜明け
理の目醒め
其の訪れは何時の日のこと。
かつての不思議が
何時の間にか当たり前に成ったように
僕らがたどり着ける場所へ
明日もまた足を踏み出す
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白雲が湧き上がり
風上からの夏の匂いが包み込む
ながれる時に散らばった
自身の感応だけ両腕ひろげ
色心すべての場面・瞬間を切り取り
内奥己心のフィルムへと写しこむ
流転の宇宙(そら)を歩みだして、
変転す生命(いのち)の濁りを亦磨き
清浄(きれい)な大海(うみ)に憧れる
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黒闇(よる)を突き抜けて、
黎明(あさ)に見渡して
涼風(かぜ)に靡いて
五体に漲らせて
夜空を見上げて
星々を映して
誕生を祝して
きみが宇宙で
わたしの生命と
時間は融解け
未来世は変わらない
誓願掲げて
尊き韻律(リズム)で同調して
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夜空に唄がながれて
時間は必然性を具えて
生命には業を宿して
解明を欲する行方は探して
追い付いた過去世からの因果に
よきあしきを掌にして
瞬間に岐路は産まれて
道すじは涯てで結ばれて、
命運は大いなる韻律(リズム)の音声を唱えて招いて
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虚無から呑み込まれそうな世界の障壁へと
前向きな一念の大きな波動を撃ち放ち
研ぎ澄まされた脱ぎ棄てた魂の亡骸を後にして
まっさらなあらたな足跡を踏みしめた
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光りのまたたく
時間の細切れの漂いのさなか
目蓋をとじながら
感覚を忘れながら
感応だけもとめたまま
ながれゆく刻の呼び掛けから誘われて
泳いで居る…
つつまれた安息の幽遠の大地の花畑の薫りが
永劫(とわ)につづく生命の故郷の輪郭浮かべて
色どりながらも、
決してそこなわれない遥か彼方の約束の繰出す
波紋の胎動を覚知した喜悦びを…
たしかめるようにして、亦未来世(あした)の旭日(あさ)迄も冥伏してれば善いだけなのよと…
其れはあたかもだれかの生命の心奥へと語りかけるかのように…
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疾走する音像の景色のなかで
おおいなる魂の鼓舞する唄は
こわれた夢さえもあすへ投げつけて、
未来を拓き続けよとそう力強くさとす
旋風を纏い、閃光を掴み、瞬間に刻み
生命の宇宙(そら)へと駆け巡る記憶宿して