沈没む寸前の黎明の日差(ひかり)が、其貴方の顔(かんばせ)をわずか照らして、紙一重をいく度も蘇生みがえらせた。消滅える眼前の雷鳴の閃光(ひかり)が、其貴方の胸中をつよく奮迅わせて、闇の道筋をはっきりと浮かび上がらせた。今新生の扉を開いて、まっすぐに歩き出そう。つつみ込む様な生命(ひかり)が、“あなた”から生誕まれ来たよ。
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