詩人:morning star | [投票][編集] |
歓喜の波が静かに生命の或る辺の側迄も押し寄せてきて
私の魂が映し出した宙の瞬きの光年(とおく)を一瞬にして
記憶の深層くで感知じ摂れたイマ其の今(とき)…
久遠の清風(かぜ)が吹いて来たらば、眩しき常温りの宿縁(ゆめ)、
億劫(おくごう)の憶い、草木の感情迄も揺らせて、
大地に流れ出した音符の聖霊(うた)さえ、蜃気楼の声音(こえ)、
絶え間なく歌い上げれば、見果てぬ黄金色(ゆめ)、
感涙の永遠(とわ)継続(つな)ぎ逢わせれば、未だ識れぬ残像(みらい)、
花の咲いた泉に同一(おなじ)詩想(うた)…とおく…きこゆる三世(かぜ)…
[前頁] [morning starの部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -