刻がうすれかすれてさざめく波音が何処からか語りかけるようにきこえてきた気がして心象(こころ)の扉を捜してまよいこんだ森羅(もり)の迷宮をとおり抜けて忘れたままにしたままの生命(いのち)の神殿へ駆け込んで…わたしはずっと希求めつづけていたわたしと出逢う…
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