一歩(あし)の竦むような瞬間(みらい)へいまも踏み出せずに宙を見上げてふるえながらもちいさなため息を吐(つ)く声音(こえ)も出せずに刻まれて往く人生(じかん)だけに魂は束縛られたままに運命の理由へ思索を募らせていく・・・扉はひらけても、扉はあたたかな光りで迎えていても、私は吹いてくる未来(きせつ)の微笑(えみ)を未だ確信じられずに居る…
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