詩人:morning star | [投票][編集] |
魂の檻のなかで
生命の宇宙の涯てで
己心の自我の障壁(かべ)を
壊そうと
のたうつ刻のながれを
超えようと
足掻き
虚空(くう)を眺めみては、
たどり着いた
満々たる生命力の境地に居ながら、
薫風(かぜ)を、春光(ひかり)を、夢幻(ゆめ)を、
胸奥の眼目(ひとみ)へと吸いこんでは
“臨終”の今際の淡きひとときたちへと
包容(つつ)まれゆく“人界”の終焉日を目がけ
ゆっくりと疾走を、くり返して…
…る
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