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morning starの部屋


[70] 仮面
詩人:morning star [投票][編集]


いつか見た空に
優しさ想いだす

雨に濡れたこの空は
僕の心の様
誰もいないこの部屋に
こどくを憶える

おだやかに流れすぎる毎日も
あぁ 感情がくずれてく
素顔を見せることができなくて
今、見えるのは光、
それとも闇

もし あの頃に戻ることができるのなら
ただ懐かしくおもえるのなら
あの遠い笑い顔もウソのよう

まえに進むしかないだろうこどくをけせるのなら
一人なら なにも失くすものなどないから

窓の外はいまも雨
目覚めるのが遅すぎたのか

よく見つめれば
まだ何も終わってないはず

涙さえ流せないのなら
笑ってよ
孤独の中で
誰にも言えないのなら
歌ってよ
この今を

今、はじまったばかり
何処に行ってもいいのだから

思い出せない昨日に
つくり笑いを見せても始まらないなら

ここまできたら もう
この橋を渡るだけ

夢に生きられないのなら
愛する人がいないのなら…一人きりのこの世界で涙を流しながら
笑うの 現実(いま)

全てに こどくにおびえるのなら
自分という言葉を忘れて
先に進むだけ
他には何もないから

今も 終わらない
この時よ
ゆっくりと変えてゆけ
あぁ すべてに花を

はじまったばかりの
この時よ
ゆっくりと溶かしていって
この僕を
…仮面を

あぁ すべてに花を





2006/12/07 (Thu)

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