くすんだ空になって「僕みたいだ」と匙を投げる箱詰された記憶埃を纏い忘れていくおどけて笑った眼が 貴女をいつも逆撫でした空から落ちる線に刺されたように体が痛いほらもう崩れてしまう 赤々と落ちていく斜陽だけ綺麗で隠した灰色だらけの絵を憎んでしまう夢の中転んでは傷さえも笑って膨らみ風に流され高く飛びたい
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