詩人:翔 | [投票][編集] |
小さい頃、大人に憧れた。
何故なのか、今となっては思い出せない。
ただ漠然と憧れていたのかもしれない。
今、大人になろうとしている僕たち。
十代も足早に過ぎ、あと僅かで成人、つまり大人になる。
僕たちは憧れを抱かれるような大人になっているのだろうか?
過去から未来へ引き継いでいるのだろうか?
詩人:翔 | [投票][編集] |
たとえば
きみがいて
ぼくがいて
ほかになにがひつよう?
いえ?ようふく?
そうだね。あたたかくしないとね。
ほかには?
とけい?
そうかな?そらをみればいらないよ。
ごはん?
うん。おなかすいたね。
ほかには?
…おもいつかない?
そうだね。じっさいそうならないとわからないよね。
Chu☆
詩人:翔 | [投票][編集] |
空から落ちる。
それはもう
爽快で、
街なんて
ミニチュアの
模型みたい。
青空、
雲、
地平線も
見えたりして。
すごいときは
重力に逆らう
雨も。
あたしは落ちてゆく
コードを引けば
すべてが
終わる。
だから
まだ引かない。
喉が渇く。
全身から
汗がにじむ。
まだ…
まだ…
詩人:翔 | [投票][編集] |
鳴り続ける電話
壁には誰が書いたのか
汚い字で 『金返せ』
鳴り続ける呼び鈴
叩き付けられるドア
部屋の中は
インスタント食品の容器が
大量に転がってる…
親と友達に見捨てられ
希望も何もあったもんじゃない!
あぁパンドラの希望は
この「俺が生きている」
ということだけかい?
くそったれ!
詩人:翔 | [投票][編集] |
この大きな大地を
僕たちは小さな足で1歩づつ
歩んでいかなければならない。
明日来る昨日
昨日来る明日
未来は過去であり
過去は未来である。
過去は未来を作り
未来は過去を作る。
小さな羽根をばたつかせ
大きな空へ
やがて羽根は
空よりも大きくなる
そして夜が来る
詩人:翔 | [投票][編集] |
朝起きて
君は隣に居て
君がまだ寝てることを確認して
僕はまた眠るんだ。
夜になって
君におやすみを言って
君の寝息を聞きながら
僕は安心して眠るんだ。
でも今日からは
2度寝も許されず
安眠も約束されず
僕に許されたもの
僕に約束されたもの
それは1人の孤独だけ
詩人:翔 | [投票][編集] |
僕は君と付き合ってるのは2人でいる時間がもっと欲しかったからで、君は僕の物じゃないし、僕は君の物じゃない。
そもそも束縛しようなんて考えがナンセンスなんだ。
だって僕たちは他人なんだ。
親子でもなければ兄妹でもない。
他人を支配することは不可能なのさ。
だって僕たちは大きな羽根を持った自由人だから。
詩人:翔 | [投票][編集] |
僕たちはもう随分と長い付き合いになるね。僕は君と今以上の関係になりたいと思ってる。
君に断られても今のままでいられるのかな?
君はそれを望むかもしれない。でも僕の心はそんなに器用には出来ていない…
結局臆病な僕は何も出来ず仕舞い。やがて君に素敵な彼が出来たなら、そのときは盛大に祝ってあげようと思う。
詩人:翔 | [投票][編集] |
お腹が痛い
お腹が痛い
周りの人はなんでこんなに明るいんだろう
お腹が痛い
お腹が痛い
誰も俺のコトをわかってくれない
お腹が痛い
お腹が痛い
何も無いのが1番なのかもしれない
ただ普通に暮らしたい
幸せでもなく
不幸せでもなく
詩人:翔 | [投票][編集] |
羽根は片方しかない。1つは亜硫酸で溶け、1つは黒煙で黒ずんでいる。爛れた皮膚は痛々しく、眼球も溶け出している。
人々の悪意、憎悪、嫌悪、、、天使の身体を蝕むには十分過ぎるほどに溢れている。
それでも彼等は痛々しい身体を引きずり、人々に一時の幸せを与えている。
人の幸せだけが傷を癒す唯一の方法だから。