詩人:AKIRA | [投票][編集] |
月を眺めてから布団に入る
明日の事を考えると
今日のできごとが頭をよぎる
あぁ、今日
“こんなこと”
あったなぁ…
目を閉じてふと思いだすと…
目が覚め気が付けば外で太陽が居座っている
また夜思いだすために起きないと…
今日の
“こんなこと”
を探すために
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ベルが鳴ったとても静かな部屋で
慌てて電話をとる
久しぶりに君から電話
はずむ会話の最後の一言
「今度会えない?」
受話器を置く
あの時間にあの場所で
この曖昧な約束2人の間なら
これで十分
…今夜も部屋にいろんな人からのベルが鳴る
君のベルが鳴る時だけこの部屋は静かだ
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日付が変わって数時間
最終電車がやってきた
抱き合い別れを惜しむ君
…でも行かなくちゃ
扉の閉まる音だけがホームに響く
最後に何か喋ったけど…わからなかった
でも最後に見せたその笑顔
…それこそ君が今日僕にくれた
…最高の贈り物だ
その君の笑顔をまた見るために
僕はしばらく受話器越しの声だけで我慢できる…