詩人:ピースウォーカー | [投票][編集] |
姉に子供が産まれた
喜ばしいことだ
可愛いものだ
俺と姉と甥っ子と
三人で居るとき
地震が起きた
姉は地震が大嫌いで
すぐに逃げようとする
そんな姉が
子供を直ぐに庇った
姉が
母になったのだと
わかった
嬉しい反面
少しだけ寂しかった
少しだけ…
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戦争が起きてる
当然だ
人間は争いこそ
正しい生活だ
でも人殺しは
良くないことだ
それなのに
戦争や正当防衛で
人殺しをやっても
許される
人殺しは
どこまでいっても
人殺しだよ?
人殺しが許される世界は
ないとおもうよ?
人殺しが許される時代は
ないとおもうよ?
こんな世の中
どうかしてるよね?
それとも
オレが
どうかしてるのかな?
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自殺するひとたち
死ぬのって
楽なのか?
死のうとするのが
楽しいのか?
本当に
死ぬしか無いのか?
たった一度の人生
他人の影響で
終わらすのか?
終わらすくらいなら
逃げりゃいいんじゃね?
死ぬことだけが
逃げじゃ
ないんじゃないか?
死ぬ覚悟があるなら
逃げる覚悟だって
あるだろう?
死ぬ覚悟があるなら
生き抜く覚悟だって
あるんじゃないのか?
まぁ、最後は
自分の判断だけどね
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家は落ち着く
何とも言えない
空気がある
お袋が俺の名前を呼ぶ
それに応える俺
だけど
落ち着く場所は
家だけじゃない
最近気づいた
腐れ縁の奴がいる
中学からの奴だ
部活も同じ
高校も同じ
クラスまでも
アイツといると落ち着く
バカな話をして
年甲斐も無く
バカやってみたり
それで焦って逃げて
酒飲みながら笑って
騒がしいが落ち着く
性格だって真逆なのに
何故か馬が合う
音楽だって
聞いている種類も
全然違う
なのに落ち着く
不思議なもんだ
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兄貴
あんたが家をでて2年たつな
実は俺
あんたが好きじゃなかった
ウルサいし
傲慢だし
自己中なんじゃないのか
そんな風に思ってた
つか俺からみたら
まさにそうだった
夢のため家を出たとき
正直嬉しかった
でも
数ヶ月で異変に気づいた
家がなんかがらんとして
寂しささえ感じた
隣から聞こえてくる
やかましいイビキ
あんなにイヤがってたのに
聞こえなくなったら
こんなに不安なんだと感じた
あの頃の俺は絶対に言わないから
今の俺が言うよ
あの頃は本当にゴメン
今じゃ誰にも負けない
最高の兄ちゃんだよ
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裏道走行中
警察に捕まった
シートベルト忘れてた
しかたない、観念した
言われたとおりにしていた
そしたら顔見るなり
車の中を見られた
麻薬なんてつんでねぇよ
笑いながらいった
当たり前だがなにもでない
今度は身体検査
俺はヤクザじゃねぇ!
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毎年雪の降る時期
蝉の鳴く暑い時期
叔父さんは帰ってきた
冬はゲームのスロット
夏は山登り
定番だったね
山登りはオレもついて行った
小さかったオレは
すぐに疲れてしまう
大きくなったらもっと登れるさ
そう言ってくれて
ゆっくり山を降りた
今ならどこだって行ける
でも叔父さんはもう居ない
一人で登っても疲れるだけ
一人で登ってもつまらない
叔父さん
そっちは楽しいかい?
俺もいずれ逝くから
そっちの一番すごい山を
登ってみようよ
あの世もこの世も
一望できる最高の眺めを
見てみよう
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高校時代
家で飼っていた犬が死んだ
寿命もあったし
癌でもあった
医者にいっても治せなかった
末期になってしまい
食事もまともにとれなくなった
たとえ食べたとしても
戻してしまう
立ち上がる事すらままならない
何度も様子を見ていた
そしたら立ち上がり
俺の顔を見た
そうだよな
お前だってまだ
生きていたいよな
数時間後
息を引き取った
遺体はコイツの母親が
よく遊びに来ていた
さくらんぼ畑に埋めた
線香の代わりに
タバコを吹かし
そっとそえた
今頃は
母親のそばに居るんだろうな
今まで帰ってくる
オレを迎えてくれ
ありがとう
オレがそっちいったら
またむかえてくれっかな?
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意味を求めて生きてきた
何のために勉強するのか
何のために働くのか
何のために生きるのか
そして気付いた
意味なんて無い
俺は
意味で勉強してるんじゃない
俺は
意味で働いてんじゃない
俺は
意味で生きてんじゃない
意味は後からついてくるんだ
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今の貴女はどうしていますか?
いい人は見つかりましたか?
もう結婚してしまいましたか?
俺の事忘れてくれましたか?
もし忘れていないなら
早く忘れて下さい
貴女の未来に
俺を残さないで下さい
気高く美しい貴女には
俺はあまりにもみすぼらしい
貴女には
気高く美しい未来を
生きてほしい
遠くからそう願っています