詩人:ピースウォーカー | [投票][編集] |
長者の列なのに
なんで俺しかいないのだろう
満員電車なのに
なんで独りぼっちなのだろう
60億もの人間がいるのに
どうして孤独なのだろう
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なりたくなかった…
大人になんかなりたくなかった…
愛想笑いを仮面にして…
人に嘘をついて…
人を騙して…
自分を騙して…
言いたくないこと
心にもない事を平気で口にする
だからなりたくなかった…
こんな汚い生物なんかに…
気付いたら俺も…
仮面をつけて…
人を騙して…
自分を騙していた…
昔の俺が思っていた事を
知らず知らずに壊していた
昔の俺
本当にごめん…
こんな事言っても
今の俺じゃあ
嘘に聞こえると思うけど
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久しぶりに兄貴のとこに行った
実際は兄貴に会いではなく
好きなアーティストのライブを
観に来たのだ
今まで隠していた人のライブだった
その帰り道兄貴が飲み屋に誘った
兄貴と二人で酒を交わす
なんか恥ずかしい
第一声は俺
このアーティストが好きだって
意外だよね?
次に兄貴
知ってたぞ?
呆気に取られた俺の顔を見て
兄貴は笑った
何年お前と兄弟やってると思う?
隠していたつもりだったのに
兄貴にはバレてた
なのに変わらずに接してくれていた
それに気付いたとき
大粒の涙が溢れてきた
兄貴には酒のせいだといって
ごまかした
多分これもバレてるだろうな
だって俺の兄貴だから
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人間は誰かを
幸せには出来ない
人間は誰かを
不幸にするように出来ている
誰かを不幸にしなければ
幸福は無いのだから
誰かが笑っている影で
必ず誰かが泣いている
誰かが生きていれば
必ず誰かが死んでいる
それなのに幸福の人間は
不幸の人間に対して
同情や憐れみをかける
そんなものかけるぐらいなら
自分が不幸になればいい
そうすれば不幸の奴が幸福になる
俺は
絶対同情しない
絶対憐れまない
俺はそいつらの幸福を
喰らっているのだから
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未来を信じて20年
輝かしい未来はドコにもない
あるのは処分しきれないゴミと
大量破壊兵器だけだ
タイムマシンはない
空飛ぶ車もない
所詮未来なんて幻想なんだと
20年かけて気づいた
救う価値のない
無価値な未来
これ以上
輝かしい未来を
壊さないでくれ…
詩人:ピースウォーカー | [投票][編集] |
俺は独りになった
もしかしたら
初めから
独りだったのかもしれない
独りは慣れっこだ
どうせ人間はみな独りだ
なのに何故
涙が溢れるのだろう
何故
風がこんなに冷たいのだろう
独りは慣れっこなのに…
この感覚は何なんだろう…
教えてくれる人は
誰もいない
俺は独りなのだから…
詩人:ピースウォーカー | [投票][編集] |
「頑張れ」
みんな軽い気持ちで
こんなふうに励ます
人の気もしらないで
軽く口にする
頑張れって言われたから
頑張ってこの結果だよ
これ以上頑張るって
どうやるんだ?
頑張ってる人間に
「頑張れ」
って言うのは
「死ね」
って言ってるようなものじゃないか?
「頑張れ」
って言葉は軽い気持ちで
言ってはいけない言葉だと思う
詩人:ピースウォーカー | [投票][編集] |
ある日天使が舞い降りた
天使はボク達を優しく
導いてくれた
ボク達はその優しさに
涙が溢れ出した
導いた先に悪魔がいた
天使は武器を手に
悪魔をやっつけた
みんなは
「さすが天使様」
などと言って感動していた
だがボクだけは違った
比類無き強さ
悪魔をやっつける天使の顔
どちらが悪魔か判らなかった
その時気付いた
天使も武器を持てば悪魔になる
天使も悪魔も同じなのだと…
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母校である小学校が
廃校になると決まった
なんとなく小学校が見たくなった
くたびれた外壁
動いているのか定かではない
外にある時計
少人数では広すぎるグランド
小学生には高すぎる鉄棒
ブランコや砂場
何もかも懐かしい
当然だが
どこを探しても
あの頃の俺は居ない
思い出として残っているだけ
廃校になったらあの頃の俺は
ドコへ行くのだろう?
初めて悔しさを知った俺
初めて協力を知った俺
初めて助け合いを知った俺
初めて恋を知った俺
あの頃の俺は
ドコへ行くのだろう?
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俺はバカだ
今はただのバカに過ぎない
そんな奴は世の中にごまんと居る
だけど嘆いたことは無い
バカにはバカの意地がある
俺はただのバカでは終わらない
偉大な大バカヤロウになってやる
歴史に名を遺すようなバカに
みていろよ
世の中のエリート共
バカの意地で
世界を変えることだって
出来るってことをな