詩人:BARD | [投票][編集] |
風には未来
光の中で
咲いている
雨には紫陽花
水の中には
青い足あと
空には汽車
遠い誰かに
届く便り
8月、9月、10月、きっと
君の
小さな
心の中に
明日には光
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詩人になるなら
悲しみは無縁
詩人になるなら
若死にはゴメンだ
誰よりも
ステキな言葉を散りばめて
あの人の枕元に届けよう
詩人になるなら
ワハハと笑おう
詩人になるなら
おいしいものを食べよう
思い切り泣いて
思い切り笑って
僕はまるで宝石みたいな
詩を書くんだ
鑑定書はいらないぜ
支払いは涙で充分さ
なんて気取りながら
スナフキンに会いにいく
旅人の予定と未定で
僕の毎日はつまってる
勲章なんていらないヨ
優しいうたを叫びたい!
僕たちの星の上には
まだ知らないものが
いっぱいあるんだ
....
詩人になるなら
悲しみにサヨナラ
詩人になるなら
幸せよハオ!
誰よりも
ステキな言葉を散りばめて
君の枕元に届けるよ
君の孤独な枕元に
届けにいこう
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夏服や
木々にすずろむ
蝉の声
麦藁帽を追いかけて
あの子はどこかへ行っちゃった
ひらひら蝶々を追いかけて
少女はどこかへ行っちゃった
僕の胸の高さに
小さな海
なぞなぞ一つ
投げてやる
高い塀の上を
堤防の上を
バランスをとりながら 歩くのが
好きだった
ワンピの夏服
よく叱られたっけ
....
なくしたものは なんですか?
帰るところは どこですか?
ああ 空が笑う....
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気球に乗って
空を泳ごうよ
気球に乗って
青空の近く
両腕を
横に伸ばすと
僕のからだは地平線
虹色の鳥たちが
わたあめ雲が
流れていく
のさ
心だけ
自由の帽子をかぶり
そよ風のシャツを着て
出かけよう!
気球に乗って
君の住む街へ
気球に乗って
君の心の
草原へ
地図を忘れて 南をめざして
気球に乗って
僕と泳ごうよ
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ねぼけまなこで
ある朝めざめたら
心は遊覧船
体は無重力で
僕は
宇宙の風に乗り
キミのもとへと
急いでいこう
何だかとっても
何故だかとっても
突然にね
あいたくなったのサ
なんて
照れくさそうに笑いながら
キミをたずねる
僕
今日だけは
ヌードなくちびる
君の目の中に
飛び込んでゆくよ
僕のこと
好きだって
言ってくれたよね?
何だかとっても
何故だかとっても
ねぼけまなこで
ある朝めざめたら
心はかもめ
体は天然元素で
僕は
あの風に乗り
キミにあいにいく
....
キミのもとへと
あいにいくよ
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悲しいことが多すぎて 泣いてばかりいたから
僕の部屋は水びたし
大事な服はシワだらけ
おなかが空いて しまったよ
それなのに あいかわらず
今日の次には明日が来て
時計は変わらず右回り
月はおしゃべり 太陽はおせっかい
何もかもいつものままで
少しは僕のために
泣いてくれてもいいじゃないか
世界中の宝石はおしゃれ泥棒に盗まれて
モナ・リザは二度と微笑まない
美味しいパンは二度と焼けず
誰のメイクも上手くいかない
そんなことになったら
ちょっと
楽しいのにな
それなのに やっぱり
明日の次にはあさってが
涙のあとには シャボン玉
おなかが空いて しまったよ
おいしいクロワッサンが
食べたいな
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僕の巻き毛に 真珠の涙が絡んで
しまったから
月明かりが集まって
来てしまって
しょうがないよ
おしとやかなお姫様
夜の海に腰掛けて なんて
ああもうじれったい 僕は
赤い靴とシャネルの口紅
マリリン・モンローのような
小生意気な唇を持っている。
泡と消える幸福なんて嘘つきさ
王子様はろくでなし
幸せの黄色いハンカチは
僕が自分で使ってしまおう
ねえキミ!何処か知らないかな
時代遅れの遊園地みたいな
夕陽が綺麗に見える場所
人魚姫も
ロマンスがお好き
可愛い顔の水兵さん
ドルフィン・ポエムを口ずさみ
僕の足を見つめている
ね